おはようございます。

結局、貿易戦争というものは貿易依存度が低い国々は国力が上昇し、依存度が高い国が国力を衰退させているということがわかると思います。

理由はアメリカや日本などはちっとも実際にはその影響がなく、依存度の高い、中国、ドイツ、韓国はめちゃくちゃになっているということです。

 

アメリカの実効為替レート

貿易依存度が低い、アメリカの実効為替レートは高値を更新しています。

これはユーロドルでいえば、分子のアメリカが拡大し、ドイツ、ユーロも拡大しているので、どちらが上昇幅が大きいかの問題になります。

アメリカの方が拡大したのでユーロドルは新値を更新しただけの話です。

参考までに日本の実効為替レート

日本の実効為替レートは8月の中旬に凹んでいますので、ドル円で言う分母が凹み分子のアメリカは大きくなったので円安になっただけの話です。

現在は二番天井を形成しているのかどうかのところです。

日本が大きくなるか、小さくなるかの計算によって今後の円安、円高がわかるということです。要するに、日本の経済指標や事件をよく見ておかなければいけませんよ、ということです。現時点でわかっているのは来週の内閣改造、来月の消費増税になる訳です。

アメリカは今週がレーバーデーがありますが、指標集中になる訳です。

この動きを見ながら組み立てると言う訳です。

 

ドイツ指標

ドイツ実行為替レート

ユーロドルが下落をしていますのでドイツの実効為替レートも下がっているのではないか、と考える人は多いと思いますが、実際には上昇しているのです。

《参考》ユーロ実行為替レート

では、ドイツ経済がそろそろということはどういうことでしょうか?

上記はドイツ製造業PMIになります。

実際にPMIが50を割り込んだのは、2019/1月になる訳です。2018年中はずっと50以上で、特に1月、2月は60以上だった訳です。

要するに、米国と同様、ドイツ経済が良すぎたのです。結果として2019年は相対的に悪すぎたのです。

ドイツの製造業PMI、2018年の二番天井は7月であり、2019年7月は逆に一番悪くなっているということです。つまり去年というスタート台が高く設定されると相対的に2019年の数字は悪くなるというのが相対値になるのです。

2018年のドイツ製造業PMIは7月をピークにいけば、その後、ずるずると下がり続け、2019/1月に50を割るのです。去年の7月から下がり続けているのですから、今年の場合は年後半に上昇をしていくわけです。

つまり製造業は上昇してくるということです。製造業が上昇してくるということは、需要が存在する、ドイツの場合は海外依存率が高いので、結果として海外の需要が復活するということだけのです。

もちろん、東欧や中東から流れ込んできた移民などの安い人件費のお給料の増額は止まらないと思いますが、おそらく今後、来年にかけてよくなってくるのでしょう。

ですから、悲観のピークにきているな、と感じるのが私の直感になります。

実際に9/1からアメリカ、中国が双方、関税を掛け合いましたがマーケットは、このような状態が起こると一気に株価を中心に下落するのですが、今回は、ニューヨークも上海も反応しません。上海などは逆に高騰をしているのです。

そろそろ、この嘘っぱちの貿易戦争も終わりなのかな、とは思いません。もちろん、コンセンサスでは年末に妥結ということになっていますが、根本的には大統領選挙が終わるまで終わらないでしょう。

そこにイギリスブレグジットの再延期の可能性が出てきました。この再延期の観測は、ボリスジョンソンが就任したときからありましたが、実際にその工程表を示しました。総選挙を行い、また、議決をするということなのでしょう。

実際にメイ政権のときに議会の意見が集約されず、同じ議案を3度も議決したり、と現状では議会の承認は得られないでしょう。選択肢としては解散総選挙しかないのですけど、メイはそれをやって、末期は議会に苦しめられたのです。

ただ、実際は、EUも本音というものは、イギリスに早く出ていってくれ、というのが本音でしょうし、イギリス国民も、大多数は離脱に賛成のはずです。なのに、なぜ、迅速にできないのか、バカバカしいというのが私の本音になります。

実際に、イギリスはユーロに加盟するときも二転三転しましたのでお国柄なのでしょう。

私の現時点の判断はユーロの将来は絶望的、イギリスの未来は明るい、というものですが、短期では逆転しているだけの話です。