おはようございます。AIの時代になって、なんでもすぐできると勘違いしている人が多いです。

その兆候が世の中に出ており、結果は少し考えればわかることなのに、何も考えていない人がいかに多いのか、を考えさせられる事件が多すぎるとは感じます。今回はその話をしていきたいと思います。

 

AIは万能というのはウソ

AIが万能とか平気で言っている人が多いのですが、本当に頭が悪いと思っています。理由はAIを作ったのは誰ですか? 答えは人間です。

人間が作ったものには、必ず欠陥があるのです。それで万能とか言っている人は本当に頭が悪いと思いますし、ちっともロジカルではない、と思います。

AIが万能なんてことはウソ、誰でもわかることなのに、それを信じる人が多いのには本当に驚かされます。

 

洪水は予測できたか?

洪水が起こる要件は、川の水が増水することが条件です。その増水させる要因は雨です。台風が襲来する前から大雨で、台風がきて余計に大雨になりました。

間違いなく洪水が起こる可能性がある水量が降っても、気象庁、気象予報士は洪水の可能性がある、とバカの一つ覚えしかいいません。この人たちは、私から言わせれば、犯罪者に等しいとは思います。間違いなく「起こる」と言っていれば、今回のような被害を少しでも食い止めることができたのではないでしょうか?

何も考えていないで、テレビで偉そうにしゃべっているのは明白です。

準備をして、ほかの人より少し、しかもそのレベルは小学生並みの知識で事足りることなのに、考えずに人の意見を信用し、被害にあう。上記の説明をみて、予測するのは難しいことでしょうか? 私はむずかしくないと思いますが、みなさんはいかがでしょうか?

 

ブレグジットは成立しない?

今回、EUとイギリス行政府との間に合意が成立しました。忘れている人が多いのでしっかりと書いておきます。

メイ首相のときに彼女が苦労をしたのは議会の承認を得ることでした。その議会は保守党が多数を握っているのに多数を得ることができませんでした。

今回の場合は与党のDUPが合意案に反対をしています。労働党は当然、反対です。これで議会の同意を取り付けることができますか?

世間はEUとイギリス行政府の合意によって、ブレグジットが成立する可能性がある、と騒いでいますが、最大の難関が議会ということをもうお忘れのようです。

議会でこの合意案は通りませんので、ブレグジットが成立をしないで延期になるか、そして、こんなことはやらないと思いますが、ジョンソンが強硬離脱をしてしまうか、という選択肢になるのです。

強硬離脱、ハードブレグジットに関しては法的根拠があるのかどうかはわかりませんが、現時点でソフトブレグジットなどありえないのです。

なのにユンケルやトゥスクはもう、ブレグジットが決まったかのような発言を連発、意味が理解できないのです。

議会の同意を得るウルトラCがあるのであれば、まだしも、何もない状態でこの合意が成立をする、と思うのは間違いです。まさしく準備していればわかることです。

参考までにEU側も議会の承認が必要ですが、これはすんなりと通ると思います。

 

トルコとアメリカの和解

トランプの行動をみていて、みなさんもお感じになると思いますが、1つだけ確かなことがあります。

彼は、戦争だとか、喧嘩だとか、そういう可能性のあるものを徹底的に排除するのです。でも、その前に必ずファイティングポーズを取り、相手を挑発するのです。

その行動がみなさんに誤解を与えていますが、根っからの平和主義者です。つまり戦争が起こるような選択は行わない、ということです。

トルコとは2018年にアメリカが制裁実行した際に、トルコが亡国の危機に陥りました。実際につぶれる、つぶれると騒いだ人は多いでしょう。

この件をトランプは忘れる訳がありません。そして相手側のエルドアンも忘れていません。トランプとエルドアンはこの紛争が起こる前に会談をし、ののしりあっているときも頻繁に電話会談を実施しています。

トランプが電話で話せる相手に、壊滅的な金融制裁を与えるか、といえば与える訳がありません。ですから、ハナからどこかで決着するでしょ、というのはわかっていたことなのです。

 

準備ほど大事なことはない

マーケットが大荒れになるときはどういうことが起こったときか、を考えると、それは、みなさんが予想もしえないことが起こった際に、大荒れになるのです。

今回の事件や災害は予測できないことでしょうか? 私から言わせれば誰でも予測できることです。洪水なんて、降水量をみれば100パーセント起こる、と言ってもよい降水量でした。それを起こるかもしれない、なんて言っている人は何考えているのだろう、と思うのです。

ほかの案件も同じです。こんなもの、調べなくても結末はわかるよ、ということです。

こういう調査という準備を行っていると、何が起こるのかはすでにわかっていますので、起こっても冷静に対応ができるのです。

たとえば、地震は正確にいつ襲来するのかわかりません。でも、台風は情報がアップデートされていき、襲来する前に正確な情報が出てきます。

これで大きな被害になるのは予測の失敗だと私は思うのです。

冷静でない状態で投資やトレードをすれば、結果はみないでもわかります。ほとんど世の中で起こる事象というのは予測可能なのです。

未来はわからないと偉そうにほざいている連中をたくさん見ますが、この人たちの特徴は、準備や調査もせずに、未来はわからない、と言っていることです。

私も基本、未来はわからない、と言いますが、でも、準備や調査をすればある程度の近未来は本気で見えると思っています。でも、これで、将来がわかるなんて思ってしまうと、みなさんがネットやAIに丸投げで何も考えないように、思考が停止してしまうので、つねに未来はわからない、と自分に言い聞かせているだけの話です。

世の中に見える事象のことで論評する人ばかりになり、その傾向に拍車がかかっているようにしか見えません。人より毎日、5分多く調べ、自分なりの見解をもっていれば自然災害でも、相場でもそんなに大きな被害を受けないものだと私は思います。