おはようございます。きのうからようやく、サプライチェーン云々の話が出てきました。

サプライチェーンというのは私が再三指摘している「生産性」の問題です。

つまり春節を1週間延長しているということはその間、生産性が低下するということを意味しており、そしてグローバルな生産過程に組み込まれた中国の生産性が低下することは、世界の供給不足を意味するということです。

結果として、世界経済が大きく低下していく、という私の目論見通りの展開になっています。

そして、さらに、FOMCにて致命的な金融政策の誤りを行ったことにより、ひどい、急落になるであろう、という予測です。しかし、これ、まだ気づいている人は皆無、という状況です。

今回は、今迄のおさらいをしておきたいと思います。

 

本当の原因

実は、今回のこの騒動、中国の新型ウィルスが発端ではない、と再三指摘をしています。

今回の景気低迷は、イランの騒乱がそもそもの原因です。

コロナウィルスとイランの何の関係性があるの? と思われる方も多いでしょうが、それはウィルスの感染という話を出すと話を間違えます。

イラン問題によって、世界でも景気がよかった、サウジ、タイなどの景気が減速してきたことは過去に指摘をしています。

つまり、イランの暴発によって、サウジ、タイなど絶好調経済が下押しをしてきて、そこに新型インフルが発生をしたのです。

つまり絶好調の経済が下向きになるということは、その国の経済から注文が減ることになります。それを無視して株価は上昇をしていましたが、中国の新型ウィルスが発生したことによって株式市場が下押しをしたのです。

これが経済的には大問題なのですが、日本の専門家連中は、感染などというどうでもよいこと(もちろん、私たちの一般生活では大変重要な問題ですが)にフォーカスし、ああでもない、こうでもないと騒いでいるのです。

そこで私は数日前に、必ず、専門家と称するアホたれがコロナウィルスは大したことない、と言い始めると喝破しますが至るところにそういうおバカさんがいました。

もちろん、こういう下品な言葉で言うのはみなさんがそういう似非専門家に騙されないようにするために汚い言葉を使っているのです。

問題の根幹はイラン問題なんだ、ということを充分に認識してほしいと思います。

そのイラン問題の展開も、申し上げましたように、進展なんか見られるはずもなく、むしろこれからが本番です。

日本政府の自衛隊派遣は何もないことが前提になっていますが、大きな誤りです。これから紛争が激化するのは必至な状況に何も起こらない、というのは話がおかしすぎます。

はやければ5-6月ごろにイラン問題は再浮上します。

そしてイランが暴発して本来は下がらなければいけない株式市場が、反対に上昇してしまい私は少し曲がったわけです。でも大きなトレンドは正解でした。

そしてコロナウィルスの問題になる訳です。

このウィルスに関しては、中国には病院も医者も足りない状況で封じ込めることができる訳がない、とずっと言い続けています。現在の感染者数8000人程度というのも把握している人数です。

日本では感染者が多数発見されていますが、中国では、その作業に疑問を持つ人が多いのは、結局、その判定をする技術者や医者、病院、保健所が全く足りていないのです。

つまり感染者は8000人どころじゃないよ、と言っているのです。

ゆえに、春節の1週間延長という話は、まだまだ延期される可能性が高い訳であって2/9を前提条件にモノごとを考えるとまた、話がおかしくなるのです。

なぜなら、本当の感染被害はもっと甚大であった、ということが今後、判明してくるであろう、とかんがえています。WHOの対応が遅いとか批判する的外れな意見がありますが、これはどういう意味かといえば、実態の確認ができないのだから対応が遅れて当たり前なのです。まったくわかっていない連中が好き勝手なことばかり言うよね、と思いませんか?

それでWHOの緊急事態宣言で本日の外電になるのです。

でも、先に常に進んでいる、私の見解は、FRBが致命的な間違いを犯しているよ、と言っています。

こういう状況のときは、金融緩和を実施するのが当然の話なのですが、過去、FRBが間違えた、1935年の世界大恐慌の際にFRBはその力があったのにも関わらず、内部闘争によって緩和を行いませんでした。

その責任は時の大統領フーバーになすりつけられていますが、根幹はFRBが緩和を行わなかったから世界大恐慌が起こったのです。しかも、あのとき金利を引き上げるべきだったのを引き下げて、バブル崩壊の日本銀行と同じことをやっています。

今回も、同じで、結局、緩和をミニマムで継続、ベターで拡大しなくてはならないのに、結果はワーストの選択で金融緩和の中止です。

この結果、世界経済がどうなるか? を、考えた場合、末恐ろしい結果になる可能性が高くなっているのです。結局、いままでの不景気のほとんどは中央銀行が引き起こしているのです。

現在の格差や貧困、テロリズム、物価の停滞、すべて中央銀行が引き起こしているということに誰も気づいていません。内閣府参与の浜田やそのほかのマネタリスト派の言う通りにならないのは金利を上げないからです。

つまり中央銀行の政策が徹底的に間違っているから、引き起こされることなのです。

そしてコロナウィルスは暖かくなってくると勝手に終息します(笑)。

それまでは通常のインフル対策をやっていけばよいだけの話、とずっと私は言っているでしょ。いまさら、そんなことを言い出す専門家って何を考えているのだろうね、と思います。

おそらくFRBは政策を変更しませんし、日銀もECBも、金利を引き上げないでしょう。だから、とんでもないことになるよ、というオチになるのです。一体、何度、失敗すればいいのでしょうか?