おはようございます。

コロナウィルス、ウィルスとマーケット、メディアは騒いでいますが、読者のみなさまはもうおわかりだと思いますが、このフォーカスはすでに移っており、生産性と金融緩和になります。

ISMは期待できない

アメリカはパウエル議長が、インフレが起こらない、と言ったことからもわかるように、危機意識が希薄になります。

しかし、緩和をやめる、金利市場への介入を中止してしまったのは致命的なミスになります。FRBは緩和とはみていませんが、マーケットはこの金利急騰防止の介入を緩和とみており、そして、FRBは緩和ではないといっているところに齟齬があります。

つまりいつものようにFRBは正当性を主張し、その間違いを訂正しようとしないのはいつものことです。

そして、IMFの専務理事、そもそもラガルドの後任のこの人、ナニモンなんだ?と思っていますが(笑)、あてつけのように各国に金融緩和を止めないように求めています。

要するにIMFも暗にFRBを批判していますが、役者不足感は否めません。新任で知名度のない彼女に求めることは酷でしょうが、重大な場面において存在感をアピールしなければいけない場面でのアピールが小さすぎるように思います。

言っていることは適切なことを言っていますので、きっぱりとした口調で、メディアが取り上げやすいような話し方をするべきでしょう。今のメッセ―ジが弱すぎると感じるのは私だけではないと思います。

さらに、中国が18兆円の金融緩和を早々に発表をしています。この規模が適切か否かでいえば、日本の補正予算でも26兆円ですので規模が小さすぎるということです。

ましてや春節から実質的には1か月間、工場が操業停止になってしまうのですから、小さすぎると断じざるを得ません。

この18兆円の規模について、根拠を読んでいませんが、当局も小さすぎることを認識しているでしょう。

さて、本題のISMになります。

上記はISM製造業、過去1年のものになります。

理解している方は、あ、今月ダメだね、と一瞬でおわかりになると思います。過去1年で、もっとも数字が大きいのは去年の1月です。

前年同月比でみれば去年1月の数字がベースの数字になりますので、これよりも大幅に増えるということはないと推測されます。

すなわち、下手したら、12月の数字よりも悪い可能性もあり、この発表が歯止めになるかもしれない? とかほざいている人たちの願望をかんたんにくじくことになるでしょう。

 

今後の予定

今の、コロナウィルス関連の問題は生産性と金融緩和、と何度も申し上げています。コロナウィルスの蔓延と拡大はあまりマーケットには関係ありません。

そもそも中国に国家資格としてお医者さんがいるのか? という話を聞きました。あそこにはないのではないか? というのがその人の話でした。

つまりまともな医者がいない可能性のほうが高い、ということなのです。そんな状況の国が感染拡大を阻止できるとは到底思えません。

金融緩和と生産性の問題は、もうメディアで取り上げてくれていますので、私は今後の予定にフォーカスをしていきたいと思っています。

たとえば、決算ですが、生産性なのですから企業決算は株式相場に大きな影響を与えます。

米国は期末から30日以内の決算発表ですので、決算発表は終わりました。日本は45日以内ですのでこれから決算発表になります。

この日本の決算発表は、金利が上昇しているから悪いよ、と言っています。決して、消費増税とか個人的にはあまり関係ないのではないか、と思っています。企業の経営絵者としては言い訳としては使いやすいものです。理由は、誰でも納得できる説明になるからです。

つまり日本の決算は期待できない、相場の下落を止める圧力としては、ということです。

さらに日本のGDPになります。民間のアナリストの予測は平均でマイナス1.1です。そんなに悪くならないよ、というのが私の見通しです。

参考までに10-12月期の数字ですので今回の数字は関係ありません。また、イラン問題が勃発したのはクリスマスの最中、実際に下落が始まったのは年初ですからほとんど影響はないと思います。

私はサプライズのような数字が出ると思っており、ここが止まる日柄の目途かな、都思っています。

だらだらと下がっているとドル円週足の30、アップトレンドが解消し、長期的に円高になるかもしれないと思っています。