おはようございます。

何度も言うように、今回の新型ウィルスは「生産性」の問題になります。つまり、感染の拡大とかは全く関係のない話です。

感染の拡大で重要なことは、さらに生産性が低下をするか、否かの問題のみです。マーケット関係者の中に感染者数を一生懸命カウントしている方もいますが、それを知ってどうなるのであろうか? と思います。

一般生活では重要なことですが、マーケットには関係ありません。

 

戻りの考え方

まず、もうだいぶ前に記していると思います。

値幅というのは0.5パーセント刻みで動いているという話をしています。今回の場合、ドル円は108.3円程度が安値であり、その1パーセントは1.08円です。

つまり、109.38円程度までは戻りがある、というのは今回、戻り始めてから考えていたこです。長い間、読んでいただいている読者でこれを覚えていた方は少ないと思いますが、私も最近はこの測定法をあまり使わなくなっています。

なぜ、使わないかといえば、言うほどマーケットが荒れていないからです。この方法はボラタリティーが上昇をしたときには非常に有効な方法です。

しかし、なぜ、書かないかといえば、なぜ、そうなるのか? を考えない人ばかり寄ってきてしまい、面倒くさいことを聞かれるからです。

たとえば、ドル円の頭はいくら? いつから落ちるの? とか面倒くさいことを聞かれるのがイヤなのです。

ここに、私の回答はすべて書いてあるわけであり、書かれていないということはわからないから書かないのです。こういうピンポイントの情報がほしい人はたくさんいらっしゃるでしょうが、当たれば天国、外れれば地獄みたいなことをやる気はまったくありません。

話をもとに戻すと、こういう値幅の測定方法が折れる場合、0.5パーセント刻みが反転するのは偶数回で今回のケースでは反転するのです。

つまり、いくら0.5パーセント刻みだからと言って、0.54円で折れてしまうのであれば、それはトレンドの転換を示すものになります。

要するに、ダウントレンドが継続をするのであれば、この戻りは1パーセント、2パーセントなどの2回、4回などの偶数回で折れるはずなのです。

0.5パーセント戻り、つまり0.54円戻りではダウントレンドを否定することになるのでそれはあり得ないということです。

根拠は、タイトル直後に書きましたが、今回の問題は生産性なのです。まだ中国の工場が動いてもいない、つまり本当に2/9から稼働することができるのか?

その生産がまともに動くかもわからない状態で、マーケットが本格的に出直りをするか、という面において、あり得る訳がないでしょ、という結論です。

このように根拠がはっきりしている場合、こういう大きい戻りの場合では非常に大事なことです。たとえばテクニカルでやっている場合、このピンコ立ちの陽線をみたら、底値たち上がりの足と判断せざるを得ません。

要するに、長大陽線というのは売り方の手じまい買いを示すものであり、売り方が踏んだ、ということを示すものです。

しかし、売り方は値幅でやられただけです。マーケットの転換というのは売り方の踏み、そして買い方の投げによって相場というものは転換するものです。

今回の場合は、売り方が手仕舞いの買いを行ったから、長大陽線になったのです。テクニカルではこの陽線のことを底値立ち上がりといって買いに転換したと判断する根拠になります。

テクニカルというよりも今、書いていることは酒田5法や内部要因によるものが多いと思います。

こうやってほかのアメリカ大統領選挙やイギリスブレグジット、そのほか、世界で起こっていることの解説を行おうと思いましたが、やはり冗長になってしまい結局、できませんでした。

すいません。また書かなければいけないときがあると思いますので、その際に書きます。

金や原油、貴金属なども書かなければいけない、債券も書かなければいけないのに、正直、話題はてんこ盛りで困る事態です。