おはようございます。

きのうは、そろそろか、と記しましたが、上海が続伸をしたことからリスク許容度の上昇からさらなる上昇になりました。

今後はこの新型ウィルスに対して、大きな悪材料がないと思われます。しかし2/9以降に本当に工場が動くのかが焦点になってきます。

 

トランプ弾劾裁判

とくに、経済やマーケットに悪影響を及ぼすことはないと思います。またそれに続く大統領の一般教書演説に関しても予定通りの内容となっておりとくに驚きもない、という形です。

ただ民主党のペロシ下院議長がトランプ演説終了後に演説草稿を破り捨てたということが話題になっていました。

まず、演説を始める前にトランプが握手を求めなかったことに対して腹を立てた模様です。

それだけのことに、いちいち、深読みすぎるメディアも要注意だと思います。

これはトランプの問題になります。まず、アメリカの大統領は日本の首相と違うと認識している方が非常に少ないと思います。

日本の大統領は通常、自民党などの党派の代表、利害 を代表するものですが、アメリカ大統領は直接選挙で選ばれます。結果として日本の代表が党派を代表するものに対してアメリカは国家を代表するものになるのです。

ゆえに、アメリカではトランプは共和党の代表ではなく国家を代表する座にあるのです。ペロシは民主党の代表になりますが、アメリカ代表のトランプに対して握手を求めたのです。

喧嘩相手に握手を求めるのは悔しいでしょうが、国家の代表であるトランプは拒否をしたことに頭にきただけの話です。

要するに、前任のオバマまではアメリカを代表する大統領だったのですが、トランプは露骨に共和党寄りの政策を行うことによって「分断」が起こっているのです。

つまりアメリカを代表する政治家ではなく共和党を代表する政治家になってしまった、ここに強い反発がアメリカにはありま

大統領職というのはアメリカを代表する人物がなるべきであり、それを無視して露骨な共和党寄りをみせるトランプに反発をするのが現在の民主党です。

日本人の意識は、みているとトランプがわがままで粗野だから弾劾にかえられた、と思う方が、大勢います。

この問題の根幹は、トランプがアメリカの伝統的な価値観を踏みにじったことに対する怒りと考えると個人的にはすべての筋が通ると考えています。

またオハイオでは、民主党の予備選挙が行われました。予想外に38才の若手候補者が得票を一番得ました。

これは従前から予測されたことであり、彼は大統領予備選挙の過程においては必ず頭角を表してくることは予想されていたことです。ただし、頭角を現すのが予想以上に早かったのです。

オバマもこのオハイオの予備選挙にて、得票数1位を獲得し、結果として大統領の座を射止めていることから、この若手候補者は要注意になります。

個人的な意見を言わせていただければ、バイデンのような元オバマ政権下での副大統領というような肩書で勝負をする時代ではありません。討論は得意ではありませんし、このまま全米1位の支持率を維持できるかも疑問に思っています。

ブレグジット

予定通りの離脱です。これはメイ政権時代に議会とEUで交わされた合意の中で、ハードブレグジットはしない、ということをもとに離脱移行期間を設けることがあるので混乱には至りません。

この離脱猶予期間は1回延長されることを認めており、第一回目の期限は今年の末になります。ただし、ジョンソンはこの延長をしないで一回で、離脱をする、と言明していますが、うまくなんか、いきっこない、とだいぶ前に書いた通りです。

ここまではみなさんがおそらく疑問に思っていると思われることを簡単に記しました。

マーケット

自信がありませんので、最後に書きます。

個人的には週初めに考えていたことは大きく動かないと考えていましたが、結果は大きな戻りとなりました。ここから悪材料がボンボン出てくるような環境ではありませんのでなんとも言えません。

ただ、言えることはここから買いに変わるということは私の中では全く想定をしていません。きのうの戻りはユーロドルが久しぶりに見るレートです。つまりユーロ安が進行をしたので、相対的にドル高円安になっただけの話です。

株は売り過ぎた反動の戻しで決して、底値立ち上がりではないと思っています。

金利の関係のないナスダックやITが続伸するのは当然の話です。テスラが高くなるのも金利のおかげです。借金まみれの会社はよくなって当然です。日本の借金まみれの会社は余計に悪くなるでしょうね。