おはようございます。

なかなか、高騰が収まりません。ようやく値段が落ち着き、高値保合いをはじめてきたというのが素直な感想です。

今回、このようなことになったのはどういうことなのかを考えていきたいと思います。

アメリカ債1年物

上記はアメリカ債1年物の推移になります。

1年物利回りは9月に短期金利が急騰をしたことによって、FRBが金利の操作を開始しました。

そして、何度も言うように、1月末のFOMCに金利高騰の予防策としての国債買い入れオペを終了と発表をしました。

あとの展開は、新型コロナウィルスによっての世界経済の縮小にて債券相場全体が買われるという結果になります。

これは説明するまでもないのですが、投資家はリスクのある株を手仕舞い売りを行い、債券を買うのですから相対的に債券価格は上昇、金利は低下になります。

問題は、11月からFRBは国債買い入れを行い、その1年物金利はだいたい1.5-1.6に据え置くようにコントロールしていたように思われます。

すなわち、FOMCで決定した誘導目標水準にコントロールすることによってその市場金利と目標金利の乖離を防止するためだと思います。

しかし、1月末にそのコントロールを解除した途端に新型ウィルス問題が噴出し、結果としてリスク回避の動きから金利が低下をした、という流れの理解で一般的な解釈はできると思います。

よって、金利低下で、実際には中国マーケットというよりも工場群の稼働はまだ始まっていませんが、回復をしたということになります。

去年9月からの日本やアメリカでの株価の高騰というのは結果として金利低下によってもたらされたものであり、そして今回のコロナウィルスによって目標水準以上に低下をしてしまった帰結が株価の高騰を招いたと考えられます。

中国の金融緩和は足りなかったという認識ですが、おそらく先進国同士によってドルやそのほかの資金供給が行われていたと推測することができます。

でなければ、上記のような金利水準の低下は見られなかったと思います。

そして、金利はいったん、下がったものの、再び、現在、上昇をしています。

アメリカ10年債


日本10年債

アメリカはともかくとして、日本の金利水準は結局、ほぼもとに戻っています。

つまり今回の金利水準が、株価に大きな戻りを与えた原因と考えると、金利水準がもとに戻った現在、今の株価がどうなのか、という評価問題になります。

特に、日本は高すぎるという問題になるということです。

一方でアメリカも金利水準がまだ道半ばとはいえ、高くなっていることは事実です。その中での新値更新はいくらなんでもやりすぎだろう、と思うのが普通です。

一方で、再三にわたって警告を出していますが、ユーロがその一方で非常におかしい事態に入っていると考えられます。

たとえば、ユーロドルの相場は久しぶりに1.1を割った水準にあります。これはユーロが弱いのかアメリカが強いのか、という判断になります。

アメリカの物価水準はパウエル議長は弱い、弱いと騒ぎ立てていますが、PCEで年2.3パーセントの伸びをみせており、非常に強い。ですのでドル高が進行をするのは当然の話です。

ユーロ圏は金利が全く上がっていませんので物価が上昇するはずもなく、停滞したままなのです。

相対的にドル高ユーロ安が進行をしているのです。

このユーロに対するドルの強さがそのままドル円相場にも反映をされている結果、ドル円が急速に戻る原動力になっているのです。

本日のマーケットは、日経が前日よりも2.38パーセント上昇に対して、ダウは0.3パーセントの上昇です。分母が大きいのですから解は小さくなり、円高になります。

しかし、ここにユーロの弱さが絡んでいますので、額面通りには動かないと思ったほうがいいかと思います。ユーロの動きを横目ににらみながら、みているとドルが本当に強いのかがわかってくると思います。

私などはユーロなどみるのが面倒臭いので金をみています。参考にしてみてください。