おはようございます。

きのうは歴史に残す大下げの一日でした。考えてみれば明日は東日本震災から9年を経過した日で季節替わりというのは変なことが起こるよね、と思った1日でもあります。

今回は、このような暴落が起こった理由は類推をしていきたいと思います。

今回の場合、予測ではなく、事実としての証拠のない推測ということに留意をしてください。

 

事実確認の大事さ

もう、本題に入ろうかと思いますが、きのうのツイッターなどをみていると生半可な知識でなんだか知ったようなことを書いている方がたくさんいらっしゃいました。かなり有名な方もなんでこんな嘘っぱちのことを書くのか理解不能だったものです。

いろいろな方の書き込みをみましたが、こんな有名な人でも、なぜ事実確認が取れないようなことをあたかも事実のように書くのか、理解ができません。これが日本の知識水準だということを改めて認識をしました。

将来を予測するのにあたって、あなたが考えたことなどクソの役にも立たないことであり、そういうのを妄想とか思い込みというのです。こんなものを根拠に建てた未来予測など当たりっこありません。もし、万が一、当たったとしてもそれを「まぐれ当たり」というのです。

事実だけから類推していけば一本の道しか見えてこない、これが私の経験上の知識になります。

たとえば裁判などは証拠を前提に判決を下します。理由は上記で述べたように事実をきちんと見極めれば公平中立な判決が出せるということに他なりません。裁判制度というのは紀元前からあるもので人間の知恵でも最高峰のものです。紀元前からそういう理念があるのにいまだに、2000年以上たった人間は相も変わらず、妄想や思い込みのほうが優れていると考えている人が多数です。

そんなことをいい加減に卒業しなければ未来の価格の予測が当たったり、外れたりするのみなのです。

参考までに私の予測が外れるのは、事実の見方を間違えているからです(笑)。

つまり、人間の思考にはどうしても先入観などがあり、事実を曲解することが曲がる原因だと考えています。普段の生活から公平中立ということを心掛けなければ、大事な未来価格も間違えるということです。

 

きのうの端的な事実

きのうは朝から、為替市場からぶん投げが入りました。あのような陰線というのは誰かがぶん投げなければ入るはずのない陰線であり、間違いなく投げであろうと推測することができます。

この推測ができる人間というのは経験を積んだ人間だけであり、相場をはじめて1年くらいの人間にはあの陰線が投げと断定などできないはずなのです。

ですから、今は若い人が重用される傾向にありますが、これは果たして正しい傾向なのか、といつも思います。経験を積まないとわからないことは多々あり、経験もない若造がすべてをわかったようなことを言うのには嫌悪感しか抱きません。

ですから相場をはじめてたった2-3年で儲けたと主張しても私からみれば単なる「まぐれ」としか思えないのです。

あなたの知らないことなど相場の世界にはまだまだ星の数ほどあり、結果として、それに対応できる知識や経験をもったものしか対応できないきのうのような結果は必ず存在するのです。

きのうの寄りは投げということでしたが、きのうも記したように事後は投げが投げを呼ぶ展開になりました。

テクニカルトレーダーがよく月曜新値は逆向かいなどと言いますが、その確率は90パーセント以上などと言います。でもその通りにやれば大損になる訳です。

こんななんにでも通じる法則がある、と信じている方が多数ですが、そんな法則などないのです。理由はきのうも記したように前提条件が変わっているからです。

きのうの場合は、投げでの急落、月曜日の朝から、ということは私の経験即ではありません。

たいていの場合、月曜日の朝までに週末、悪いニュースが発生して月曜の朝、新規売りからスタートするのはリーマンや南欧債務危機の際にはよくあったことです。

月曜の朝から投げが投げを呼ぶ展開はなかなかないと思います。これはAIでいうデータにはないことでデータがないことにAIなどは対応ができませんし、AIには売りが新規なのか落ちなのかも分析はできません。

なぜなら、それを計算式で定義づけができないからです。要するにカンと経験に頼った寄りだったのです。

ただし、NY市場にいって場付きが変わったのはおわかりになったでしょうか?NY市場の寄りは相も変わらず、投げが先行しました。参考までに欧州市場のオープニングも投げ先行です。

このときに、まず、今回の暴落ではアメリカ国債の価格や利回りをみていなくてはいけないよ、と散々に言っているのですが、みなさんの中で見ている人はいましたでしょうか?

ツイッターには書きましたが、10年物国債の価格が下がってきているのです。

これも推測ですが、経験ではわかります。ファンドは、株を買うときには必ず、債券を売るのです。きのう以前は、株を売り、債券を買っていたのです。この債券が新値更新から、安値探りを始めたということは、ファンドが方向転換を始めているということが類推できます。

つまり今まで株を売って、債券を買ったのを、きのうを境に株を買い、そして債券を売りに方向転換し始めている可能性がある、と個人的には判断をしています。

また、私がGDPの数字から類推をした、安値の目途はダウが24400ドル、日経は18800円という数字も達成しました。

NY市場は、ぶん投げによってサーキットブレーカーでこの値段をぶち抜きましたが、24000ドルを回復しようという動きの中で債券は上昇している最中に下がっています。

日経は18800円と予測していましたが、先日のGDPが0.9マイナスとなっていますので約200円を引いたところ18600円と思っていたところ18400円で止まっていると思います。

すなわち、ファンドはこれ以上、ファンダメンタルズから売れない、という判断になるな、というすべて推測ですが、経験に基づく話になりますが、買いになるだろうな、と思ったのが、きのうの展開なのです。

自分勝手なラインを引き、そしてこれが正しいとか主張するテクニカルトレーダーというのは信用ができません。そのラインに万人が同意する保証もないのにこれが正しい、とか主張をしているのをみていて本当にそれで儲かるのか? と思うのです。

要するに、これは、どこかの事業主体、事業法人がぶん投げただけの相場だと個人的には判断をしているのです。

昔、フラッシュクラッシュというのがありました。AIの自動売買によって株のJ&Jや南アランドが狂ったように下がりました。あの犯人、AIとか自動売買ではありません。

単にフランスのソシエテゼネラルがぶん投げた結果、ああいう相場になったのです。

その犯人をいまだにAIとか言っている人が多数ですが、あの相場はぶん投げです。だから調査結果は何を言っているのかさっぱりわからない結果になったのです。これは推測ではなく事実です。

では、今回の場合、誰が犯人か? と言われれば、ウェルズファーゴだろうな、と思うのです。そのインチキの内容をみていると日本のゆうちょ銀行もびっくりな内容での処分。架空口座なんてもう、どうしようもないレベルです。

そのウェルズファーゴの有力な株主は、バッフェットです。バッフェットはこのようなインチキは絶対に許せない気質であり、おそらく、ウェルズファーゴから撤退をも視野に入れているとは妄想します。

だからアップルの株価も、これおかしい形だよね、と何度も書いていますが、アップルもバッフェットが有力株主です。

つまり、バークシャーが相当に動いていることが関連しているだろうな、と妄想をしています。

トランプはおそらく、この事実を知っているとは思います。ですからガソリン価格が下がってみんなハッピーだろ、とかツイッターで書くとは思います。ウェルズファーゴのぶん投げが終われば、元に戻るのは彼の野生の勘で感じていることでしょう。

FRBの異常の緩和もこのことに関連していると考えると理解できます。

すべて妄想の話であり、事実ではないことに留意をしましょう。

 

本日の相場

本日はマージンコールデーです。要するに追証発生ですので、軟調ですが、このクラッシュのあく抜けが終われば、おそらくマーケットは上伸するでしょう。

こうやって考えていくと自信をもってどこで買うか?を考えることができます。

これはあくまでも私のかんがえであり、事実を整合した場合、このような結論にはなりません。

では相場歴のない若者にこのシナリオが描けるのか、といえば、描けるわけねーだろ、というのが私の本音です。