おはようございます。

株価がトランプ大統領の経済再開に向けてのプログラム発表で上昇をしています。

きのうも触れましたが、果たしてこれは本当か?と思います。直後にニューヨークのクオモ知事が5/15まで規制を継続と発表しています。

 

経済を再開したわけではない!

トランプが言ったことは感染者数が落ち着いてきており、これから経済を再開するのに当たりの手順を発表にしたのにすぎません。

事実、各州の知事は経済の再開について相次いで慎重な見方を示しています。

つまり、実際に経済は再開などしていません。株価は実勢より6か月先行をするといわれていますが、今回のこれは当てはまりません。

理由は明快で、経済活動は再開しているのではなく再開見込みなのです。再開見込みではお金は1銭も稼げていないのになぜか株式市場は先行をして上昇をしてしまっているのです。

お金が稼げていないのに株価など上昇する訳がないのです。これは期待先行での株価の上昇であり意味がありません。

詳しいことは、私にはわかりませんのでテクニカルでみてみればそれは明らかです。

上記はNYダウの日足になります。

いつものように長期移動平均線、黄色30日、短期移動平均線、白色10日になります。

長い読者はおわかりかと思いますが、ゴールデンクロスというのは短期も、長期もアップトレンドであることがゴールデンクロスの成立条件です。

もう一度、復習のために書けば、ゴールデン・デッドクロスが当たらないと言っている連中は、この前提条件をきちんと理解していないだけです。

デッドクロスであるのであれば長短の移動平均線が下を向いているときにだけ、今後のダウントレンドが起こる可能性が高いのです。

上記のチャートのように、白の短期線が↑を向き、黄色の長期線が↓を向いている状態ではゴールデンクロスは成立していません。

つまり、このクロスはフェイクであり、何れ、テクニカルでも株価は下向くこと示しているのです。

ファンダメンタルズでは買う条件もそろっておらず、そしてテクニカルもそろっていないのに、世間は戻り高値、高値と騒いでいます。

そういう連中を横目に賢い投資家は高いところを売ればいいだけの話なのですが、いかがでしょうか? 私は自信がありますし、自分はそうしています。ただ、結果には責任を持ちません。

今後の展開はきのうお話しをしたように、実数で今後、アメリカが悪い経済統計が出ますので、それに従い下がるだけだと思っています。

そして、4月末日に発表されるGDPで予想以上に良くて、買われるという展開を想定しています。

不安な点は、やはり世界どこでも自粛疲れが見られ、自粛も2か月続くと健全な企業や個人もそろそろおかしくなってくる、とは思います。

まともな企業は3か月、収入がなくてもおそらく大丈夫だと思いますが、そろそろ資金が枯渇してくる可能性もあると思います。

 

ダウの基準値24400

私はずっと1月くらいから、24400がダウの基準値だよ、と言い続けています。

事実、きのうはそこで折り返し、いったん、売られています。つまり、この値段には何等かの意味があるのであろうとい仮定条件が成立をすると思います。

なんらかの意味があるという仮定条件において、本当にアメリカの株価の規準値が24400であるのであれば、アメリカ株は一瞬、割安を解消したことになります。

日本株は18800だよ、と何度も言っています。

基準値からの乖離はアメリカ0<日本5パーセントとすると、日本株の方が割高の割合が大きいことになります。

つまりドル円では円高ということになります。

 

中国GDP

私も中国語は全く理解できませんので、数字だけで考えていきたいと思います。

この数字が酷い、ひどいと報道は何度も何度も刷り込みを図りますが、これが休業や都市封鎖の所為だ、とほざいているのです。

このGDPの詳細が発表されているのかどうなのかは私もよくわかりません。でも、データをみるとこの一番の影響というのは、経済活動が停滞をしているということの一点ではないことは確かです。

上記は海外直接投資の右端は今年の3月になります。

去年やその前の3月と比較して極端に今年は低いことがおわかりになると思います。

マイナス10.8というのは、去年との比較の数字です。マイナス8.6というのは、先月の数字になります。1月は4パーセントの増でした。

中国は貿易とか世界の工場というイメージですが、実際は、貿易のほかに投資も重要な地位をGDPの中では示します。

その海外からの投資が回復するたびに金額が減ってきているのです。工場や貿易は世界の経済が回復すればおそらく回復をしますが、直接投資は私は、今迄のように、増えると想っていません。

そして地方の共産党にとっては不動産価格も非常に重要です。今の状態で不動産価格が上昇しているとはとても思えず、そうなると地方共産党の窮乏が今後、明らかになってくることでしょう。

中国は工場や貿易のほかに投資、海外投資、不動産投資、株投資なども重要であり、そのお金が尽きているのです。

おそらく中国は今後、大きな期間、日本のバブル崩壊のように停滞をするでしょう。本当のピークというのは今回ではなく、2015年のチャイナショックがピークなのです。

中国経済はしばらくダメだと思っています。貿易などは回復しますが、二本柱である投資がさっぱりでダメになると言っているのです。

おそらく、中国経済の不振を予測している専門家は多いでしょうが、この人達は工場や貿易の不振を理由にその説明をするはずです。

しかし、違います。本当の問題は中国に投資をする人がいない、ということが一番の問題です。

ツイッターでは何度も言っていますが、投資が中国から減れば、尖閣や南沙諸島に中国の軍艦が増えてくるのです。

台湾の総統が日本に好意的なのは、今後、中国の脅威が増えるからです。なぜなら、台湾は、中国からの資本流出の受け皿だからです。

台湾と日本が協力して中国の嫌がらせを排除しようというメッセージだろうな、と個人的には思っています。