おはようございます。

例によってトランプ大統領が一部州で経済活動の再開を認めました。いつものように株価はこれから上がる、と言い放ち、得意のドヤ顔をしています(笑)。

1つだけ付け加えておけば、トランプの株価に対する見通しはいつも的確で彼があがる、と言ったときにはたいてい上がっております。さてはて、今回はどうでしょうか?

 

米国一部活動再開だが・・・

一部では再開を開始することは認めましたが、ニューヨーク州では緊急事態を5/15まで延長となっています。

これをどのように考えればいいのか、ということですが、みなさんはもうおわかりの方が多いと思います。そう願っているのですが、いかがでしょうか?

中国では経済指標、GDPに付随する数字が良化していることから中国は本格再開などと妄言を吐いている方々がいらっしゃいます。

中国の問題は、直接投資の減少であり、いくら生産活動を再開しても投資、つまり新製品に対する投資や設備投資が再開されないという形ではすぐに生産が復帰するとはいいがたいでしょう。

それに加え、武漢に派遣された公安庁の官僚の不正が露見しています。この中国での公安省というのは習政権にとっては憎き相手で腐敗運動の標的になっています。

今回、武漢に派遣された官僚の摘発というのは共産党内部での権力闘争が始まったことを意味しています。

このような事態などを勘案すると、以前のような中国の生産活動は望めない形になるであろう、と思います。

おそらく、投資が停滞することによって資金詰まりが起こり、そして結果的にGDPのさらなる下落が見込まれるということです。

以前からはっきりと言っていますが、中国の停滞が始まるということになるであろう、と考えています。

その結果、台湾、ベトナム、日本の近海に中国船籍の出没が増え、資金の流出に対しての嫌がらせが増えるという効果があると思います。

この中国船籍の出没という現象は常に資金流出とセットであり、因果関係ではないけど、相関関係にはあるということを申し添えておきます。

中国は生産活動の一部再開が数字によって認めることができますが、アメリカは、トランプがいくら再開せよ、と言ったとしても証拠がないのです。

この再開をする州の実態の数字が「存在しない」訳ですから、これを材料に株を買うことができないのです。

ゆえに先週から、私が言う、これからどれだけコロナの影響が出たかの数字が続々と発表されることを背景に、株価は下落するであろう、ということです。

参考までにツイッターで見かけましたが、コイツは売りの説明をしたいのだろうだが、なんだか売り方の玉締めがまだ終了していないとか、まるで買いの説明をしているアホたれが偉そうに講釈を垂れていました。

こういう何も理解していない輩が、自分の知名度を利用してアホなことをたくさん言っていますので注意をしましょう。

もう一度、書くと、事実がこれから確認されることを背景に、株は下落傾向にあると思う、トランプの言う、一部州に於いての活動再開は数字という証拠が発表されるのは早くても1か月後です。

つまり根拠もないことでマーケットが反応する訳がない、ということです。

先週、上昇したのは、おそらく納会絡みでの上昇であり、中心限月が移行したことによって上昇をしたのでしょう。

だから、売り方の踏み付けによって急騰しただけの話であり踏んだら終いの格言通りに私はなると思っています。

 

本日の相場

テクニカル論者が半値戻りなどと騒いでいるのですが、一般的に半値戻しは全戻しということを念頭に置いていると思います。私はすかさず言うでしょう。根拠は? と(笑)。

半値戻しは全戻しのデータなど取っていませんので、なんとも言えませんが、ほとんど妄言に近いような格言だと感覚では思います。

だいたい、こんなことを言っている連中というのはマーケットが当たっていないから、そういうことを言うのだと理解しています。

すなわち、私が半値戻しとか言い始めるときには、私もマーケットを理解していなく曲がっているということになります。

ブーメランにはならないように注意をしようとは思います(笑)。半値戻しがうんちゃらかんちゃら、というのも検証して初めて、事実になる訳で、この達成率が3割だったら、信用に値する数字ではないのです。

最低でも6.5割それを達成しているのであれば信用に値するでしょう。ただし、サンプルの数は1万以上ないとお話しになりません。その統計データを分析している人など皆無に近いでしょう。

テクニカル分析というのは相関関係ですので、心から信用できないもの、とみなさん理解しましょう。

信用ができるのはニワトリが先、卵が先?なんて議論をする相関関係ではなく明確にたとえばニワトリが先といえる因果関係が、安心しての投資行動を促進するものです。

相関関係はウソやデタラメが多いということを覚えておきましょう。

本日の相場は上昇と為替も株も出ています。

でも、週末の踏みによって上昇しているので、おそらく下がるでしょ、ということです。これから事実は一部州の活動再開ではなく、3月の統計数字という証拠が発表されるのです。

推測よりも事実のほうがよりマーケットへの影響は甚大なのですから下がるでしょ、としか思えないのに、新高値、戻り高値近辺で買い、と言う人を本当に不思議に思います。

少なくても良心的なアドバイザーなら様子見でしょ、と思うのですけどね。

為替は週末に米株が割安でも割高でもないレベルまできました。日本は5パーセントほど割高状態です。

ゆえに、アメリカ<日本となり、分母の日本が大きい状態ですから円高継続になります。

これを確認してから、テクニカルを見るのです。これでドル円4時間をみるといつも通り、売りの足になっていることを確認します。

結果としてファンダメンタルズでも売り、テクニカルでも売りになる、ということで証拠が2つあれば、より安心してポジション取りをすることができます。

この証拠は少なくても3つ以上あると安心なのですが、あとはみなさんご自身で証拠を探してみてください。