おはようございます。

ドル円に関してはきのう、円高になるよ、ただし、押し目だよ、と書いたのがドンピシャとなっていますが、株価に関しては頭と記したのに続伸。株価は本当に難しいよね、と思います。

本日はこれに関して記していきたいと思います。そのほか、アメリカ経済は盤石と記してまいりましたが、それにクラックが入り始めたかも? という話をしようと思います。

 

日本のGDP

日本のGDPはまだ確認をしていませんが、今回のGDPに限り、昔のように速報値、改定値、確定値になるのかな、なんて思っています。

ファンダメンタルズを説くものにとってこんなことは事前に調べておけ、とお叱りを受けそうです。申し訳ありません。

上記は日本のGDP年率になります。

これを見るときに大事なことは比較対象をはっきりさせよ、ということです。上記のグラフは年率なので、比較対象は2019/1-3月期です。

2019/1-3月期はプラス2.6ですので今期の2.2マイナスというのは案外よくやっているのではないでしょうか?

もっとも内閣府はデータ未整備のために、詳細の数字を上振れをさせると公言をしていますのでそのまま数字を信用する訳にはいきません。

前期比は、前期(2019/10-12月期)がマイナス1.9ですので、比較対象が悪いので、数字が0.6のマイナスとなっています。

これらの数字の心象は思ったよりも悪くないよね、ということです。

問題は2020/4-6月期で4月.5月はほぼ日本経済が機能不全の状態です。この6月でどのくらい経済の復興が進むかの問題です。

今の現況をみると4-5月に比べれば6月はマシというような状態ですが、完全に元に戻った、経済状態が、という訳ではありません。ですから本格的に悪いでしょう。

このGDP改定値が発表をされて株価の基準値も当然変わってきます。

高値の目途は、21374円程度になり、きのうのシカゴ日経平均先物の引値が23205円です。上値の目途が100円ほどある、状態になります。

ここでGDPを解説した意味はみなさんおわかりでしょうか? 株価とGDPに相関関係があるとすれば4-6月はさらに悪いのです。

このまま、株価が続伸をしていくはずがない、と思うのですが、曲がり屋の言うことなんて聞いてはいけません(笑)。

 

為替について

きのう、円高になるよ、と記したのはこういうことです。

NYダウの月間の騰落は、プラス13.76
日経平均先物      プラス13.67

になります。本日の引値の時点で。

これを不等号で表現すればアメリカ>日本です。

今期は日本>アメリカが前提条件で、この条件は円安ということになります。ところが雇用統計を受けてアメリカ>日本になり円高になっただけの話です。

これが、再び日本>アメリカになれば、円安になるでしょう、ゆえに今回の円高は押し目ですよ、と言ったのにすぎません。

この考えが正しければ、日経とダウの比較で日経>ダウになればそこが円安の転換になります。
参考までに年率は
・ダウ5.73
・日経11.62
ですので大勢的な流れも円安になっているだけの話なのです。

つまり、この乖離をみた場合、大幅な円安になるのは確定的だということなのですけどね。

みなさんちっとも信用していませんよね(笑)、株があれだけひん曲がれば当たり前の話ですよね。

 

アメリカの分断

トランプの言動がおかしい、と思う方も多いと思います。

きのうもたぶん触れたと思いますが、はっきりいえば、書いた内容など私もあまり覚えていないのですが(スイマセン!)

今回のミネアポリスでの警官暴行から端を発したデモ、抗議活動、トランプの対応は最悪としか言いようがない、と私は思っています。

短期的には収束の傾向を示しているとは思いますが、すぐに何か事件があれば再び激化をしていくことでしょう。何か月置きくらいに、この騒動は繰り返されることでしょう。

怒っている相手に、暴力で立ち向かう(軍隊の出動など論外です)など最悪で、余計に相手にしこりが残り最悪の展開となるでしょう。

中国の天安門がいまだに語り継がれるのは、軍事制圧をしたからであり、今後、アメリカでも激化したときに再び武力をちらつかせれば、アメリカでの人種差別騒動はますます大きくなる可能性がある、ということを、もっとみなさん真剣に考えるべきです。

トランプの対応がすべて間違っていることから、起こり得ることだろうと個人的には思います。