おはようございます。

今の、相場はむずかしい、と思う人は現在、たくさんいらっしゃるでしょう。

その難しいと思う理由は非常にかんたんで、そもそもこのマーケットの流れが買いなのか、売りなのか、決めていないから難しくなるだけの話なのです。

下手くその典型は、きのうの朝から株を買って、安値でぶん投げ、下値で売り、今朝の値段をみて踏んだ。この行動をとった人はかなりの数、いると思います。

なんで、そんなことになるのかの話をしていきます。

 

結局は、その場の雰囲気だけしか考えていない

きのうのモーサテを見ていて思ったのは、なんでこんなにも楽観になれるのか不思議だね、と感じていました。

いつものようになんでもわかったようなフリしたプロと名乗る専門家と称するド素人が、さも賢そうなフリして偉そうに滔々とお話しをしている。

言っていることは論理性の欠片もないことで単なる「感覚」で話をしています。

天才というのは、だいたいフィーリングだけで何をやっても上手くいくのですが、現代社会において感覚でモノをやってもその業界のトップにはならないのは常識です。

たとえばイチローや王さんなどは人の倍、練習していたのは有名な話ですが、現代の天才というのは練習や勉強も超一流ということがわかっていない人が多すぎます。

感覚やフィーリングでやっても最初のうちは上手くいくでしょうが、それを理論化する必要が必ずどこかで出てくるのです。

それを自分を勝手に天才と決めつけ、まったく勉強しないアホタレをよく見かけます。そういう人たちの成れの果てがモーサテの出演者だと私は思っています。

たとえ、東大、京大を出ていても、今現在、勉強も努力もしていないアホはしょせん、二流、三流の域にとどまり、そこら辺のアホな私立大学を出た連中と能力的に大差はありません。

つまり活躍する人間というのは今、現在も、不断の努力を続けている人、そういう人には適わないと感じます。

努力も何もせずに、数年前から言っていることがなにも進歩しないアホがあの番組には多すぎます。

努力していないから、変化に対応ができない、そして知識不足から頓珍漢なことばかり言っている人が多すぎるのです。

それが偉そうにしゃべる、不愉快以外、何物でもない、というのが素直な感想です。

みなさんもマーケットや相場が好きでやっているのでしょう。そういう人には必ず、才能とか天才と呼ばれるような素質があるのです。

なぜなら、好き、というのはある意味、才能であり、好きだから勉強し、努力できるのです。それを私は才能と思っています。

ただ、好き、努力を継続させる、だけではその才能は開花せず、やはり感覚やフィーリングだけでやっていればいつかマーケットから退場させられることになるでしょう。

そこで自己防衛としてロジック、自分の考えを貫き通す信念が必要なのです。

そのロジックというのは、誰に説明をしても、誰もが同じことをするような論理的な説明が必要であり、ある人に説明すればAという結論になり、ある人はBとう結論になるようなものは論理的、ロジカルとは言いません。

その典型が今の、テクニカルだ、と言っているのです。テクニカルって、同じ数字をみてみなやることは一緒になるはずなのにある人は買い、ある人は売る、なんて結果が出る訳です。

これを科学的、と言えるかといえば、まったくもって非科学的なことなのです。ようするに感覚とフィーリングでマーケットに投資しているだけなのにそういう人に限って自分ほど論理的な人間はいない、と喝破します。

私はそういうのをみて、へそでお茶が湧くくらい笑っています。テクニカルなんて全然、科学的じゃない、ということです。

転じて、今のAIも似たり寄ったりだから、必ず失敗するよ、といつも言っているのです。

 

今のマーケットに対処する方法

今のマーケットは、まず、自分の考えを決めないといけません。

週末に戻ったから、もう暴落しない、なんて考えたのがモーサテの連中であり、暴落したことを一切、反省もしていないから、つまり外れたことをなかったことにしようとするから変なことしか言わないのです。

私の考えは、この相場は年末まで売り、と決めています。その根拠は、GDPや今まで語ったことにすべてあります。

だから、テレビでおっさんが偉そうに語ってもバカじゃん、こいつ、と思うだけの話なのです。ただ、あれだけ自信たっぷりに答えられると俺、もしかして、間違っている? と思ってしまうのです。

それがきのうのコラムで、本当は、売る気マンマンだったのが少し後退しているのです。私は読み返す癖がないので読んでいませんがそんな心境だったです。

書き終えて、チャートみると、なんだ、これ? 暴落するじゃん。それで終わりなのです。

では、具体的には

このマーケットは以前に書いたように、景気が悪くなる訳がないのに、下がるマーケットなんだ、ということです。

根拠は5月は4月の最悪の数字が出ても、マーケットは上がり続けたから、です。6月は5月の経済活動再開で数字は良化する、でも、5月にそもそも上がったのはおかしい、じゃん、6月はその逆だろ、と思っています。

これは論旨としては非常に弱いと思いますが、そもそも、こんな理屈、自分が正しいと思えるように無理くり作った理屈であり言っている本人が信用をしていません(笑)

なぜなら、基本、株価と為替は、GDPで動くと思っているからです。

だから、景気がよくなろうが、株は下がると決め打ちしているだけの話です。ロジックの中で一番、信用できるのがGDPだからGDPしか信用をしていないのです。

そのほかはおまけ、という感覚です。

 

きのうの動き

以前、私は今後の株価の下値目標を第一段階としてダウ先物で24450-24660と記しています。これは書いた記憶がありますので、探せば、必ずどこかに書いてあるはずです。

きのうの安値は24560で、ちょうど24450-24660の真ん中の数字であり、そこでツイッターにダウ先物、目標値達成と書いただけの話です。

この数字はGDPから算出したものですから、またもやGDPの通りに動いてるね、と思っただけの話です。前回の戻り高値、2.7万ドルもGDPから算出できます。

だから、その通りにやっただけの話です。

一回、達成したら値段は戻るだけ。

そこに、きのうはメトロポリタン指数が発表されました。

実に46パーセントも改善したら、株価は買われるよね、というだけの話です。

でも、私は以前に書いたように、経済指標で良いものが出たら、そこが絶好の売り場になる、とツイッターかこちらのコラムで記していると思います。

だからテクニカルの10.30を全部、みて、全部売りになったら、売るだけなのです。

きのうの金は、4時間だけが買いになっていたのですが無視して売ったら朝、玉は消滅していました(笑)。株も儲かるか金も儲かる。金は4時間が売りになるまでおとなしく待っていようと思うけど、バカだからやるんだろうな、と思っています。こういうところが私はまった非論理的、非科学的というのは重々承知していますので、ツッコまないでください(笑)。

為替は、きのうアメリカ>日本、0.2%の差で、株価が推移していたときにはやはりドル円は0.2パーセントの円高なのです。

しかし、今朝、アメリカ>日本、しかも大幅に、という状態なのに円高になっていない、ということは日本株も本格的に戻る可能性を暗示しているのです。

でも私は買わないよ、だって、「経済指標がいいときが絶好の売り場」と旗幟鮮明にしている訳です。この方針がない人は今朝も買ってぶん投げるだろうな、と思うのです。

自分の方針がない人がいくらやっても、この相場は損するだけだと思います。