おはようございます。

読者のみなさんは、なぜ、移動平均は10と30なのか?と不思議に思っている方が非常に多いと思います。

今回は、その解説をしていきたいと思います。

 

移動平均の10と30は日足ベース⁈

移動平均というのにはいろいろ種類があるみたいですが、私は単純移動平均しか使いません。指数平滑平均とか、加重平均などありますが、単純平均しか使いません。

理由は非常に明快で、計算をしやすいからです。この計算のしやすさが単純移動平均を重用する理由です。

たとえば、コロナ感染予測値にK値というものがあるそうですが、この活用を以前に推薦をしました。

私がやらない理由はかんたんで、いくら予測が当たるとはいえ、計算が複雑だから採用をしないのです。

計算式は小学生でも計算できるものですが、何をどうやればそういう値になり、その仮説の数字がいくら変化すればどのくらいの数字の変化があるのかよく計算をしないと計算をし間違えるから採用をしないのです。

では、まず、移動平均10日という意味を考えればいいだけの話なのですが、その意味さえ考えたこともない投資家がほとんどでしょう。

この意味は直近10日間の単純平均の値になります。それだけです。

そこに大きな意味があるのです。

きのうの日付は6/19でその10日間の期間は6/8からになります。すなわち、二週間前です。では、6/8に何があったのか、といえば、6/5-8にかけて株価は戻り新値を記録をしたのです。

そして月曜日からは、6/9-22までの10日間の移動平均が採用をされるわけです。

この場合、株価が一番高かったのが6/5-8なのですから、その平均が押し下げられます。

すなわち、10日の移動平均が押し下げられる。ゆえに、6/5-8の高値が落ちてくる週末から株価は下がる可能性が高いよ、と言っただけの話です。

だから、平然ときのう、おとといから今後株価は下がる可能性が高いよ、と言っているのにすぎません。

どうですか?

アホとか勝手にプロを名乗っている連中で、これだけ論理的に説明している人はいますか? というだけの問題です。

たいていのプロと称する人たちは、テクニカルを知ったフリして自分の感覚だけで、下がるよ、上がるよと言っているだけです。

科学的、論理的というのはその予測に対して検証可能な材料を与えるべきであり、プロのフリをしている連中のほとんどが自分の感覚だけで下がる、上がると言っているだけで検証可能な材料を私たち投資家に与えようとしないのです。

これで科学的?論理的? アホ抜かせ? と私に言われてしまうだけの話なのです。

私の言っていることは単純平均で、その期間の一番高いところが抜けるのだから平均値が今後下がるよね、だったら、株価は下がる可能性は高いよね、と言っているのに過ぎません。

これは誰もが納得するロジックであり、誰もこの意見に反論をすることができない、と私は思います。

こういうのを科学的、論理的というのであり、感覚や感情でプロのフリをしている連中とは一線を画すものだと私は思っています。

世の中にはこういう連中が大勢おり、何度も例にあげて悪いのですがアンジャッシュの渡部なんぞ、その典型です。

グルメ王とか騒いでいますが、彼は高くて予約困難な店しか紹介をしません。

ディナー、一人2-5万でまずい店などこの世に存在しますでしょうか?もしあったらそのお店は半年もしないうちにつぶれるでしょう。

つまり絶対に不味くない確率の高いお店を紹介していただけです。その術中にはまっていたのが視聴者や持て囃していた連中です。

今の投資家の世界でも渡部みたいなやつ、たくさんいるよ、というのが私の感想です。

ようするに、確率の高いことしか言わないことをいって、私はプロです、なんてほざいているアホ、たくさんいる訳です。

こういう連中に根拠や論拠を問うと、いや、企業秘密ですから、というのです。何もありませんよ、こんなの。

どんな世界でも才能だけでやっている人というのはいます。でもそのほとんどがつぶれていきます。理由はかんたんです。

感覚や感情だけで判断をし、その歯車が狂うと引退や廃業になるだけの話です。

自分に才能があったとしてもその才能に磨きあげることが非常に大事なことなのです。

その才能を感覚や感情でだけではなくロジカルにしていかなければ永続的に能力を発揮できません。

渡部のように最初から彼は、みなさんを騙すように意図していた人間など消えるのも早いと思います。

彼は離婚しないと嫁に言われているようですが、遅かれ、早かれ離婚するでしょう。なぜなら、彼は、おそらく嫁に全部、白状などできない人間ですから(笑)。

次から次へと出てくる裏切り行為に嫁が耐えられるわけがないでしょう。それだけです。

私は、参考までに佐々木某という女優は好きじゃありませんが、こういう事例はなぜ、この人が失敗したのか、を分析するのには非常に好例だと思います。

だから、私はこういう分析が好きなのです。世間と違う分析をして、その通りになるか、を検証しているのです。

間違えれば自分の分析のどこが間違ったのであろう、と考えるだけの話なのです。基本的に渡部という人間は詐欺師と思っています。

こういう分析をしていくと失敗する人間と何をやっても上手くいく人間の違いというのは明確にわかるようになってきます。

みなさんの周囲にもいませんでしょうか? 何をやってもうまくいく人間、思い通りになる人間。こういう人間と自分の違いを冷静に分析をすることが必要だと私は思います。

自分のために、こういうことを勝手に私はやって、こういう分析は非常に面白いと思います。

では残りの30日の話をしましょう。

30日前というのは6週間前、すなわち連休明けです。連休中に株価が押し目を形成し、連休明けの5/11前後から株価がすっ飛び始めているところです。

さらに株価が飛んだのは、5/25くらいからです。

この10日平均と30日平均というものが、値段がすっ飛び始めた平均値が全部、今後、消えていくのですよ(笑)。

必然的に平均値はダウントレンドを形成し、そして、価格は平均値に収れんするのが自然界の法則なのですから、下がっていく可能性が高い、というだけの話ですよね。

だから、私はきのう、おとといから下がるよ、と言っているだけの話です。

この観点で、あなたのやっている銘柄をみてみてください。ほとんど、同じような形になっていると思います。だから、何もかも下がる可能性が高いよ、と言っているのです。

このかんたんな理屈だけを話をしましたが、みなさんも認識をしたと思いますが、人間が暗算がかんたんにできる範囲というのは足し算と引き算だけなのです。

暗算の中に掛け算や割り算、もっとダメなのは微積なんて入ると、またたいていの凡人には計算だけで頭がいっぱいになってしまい、その波及効果まで考えが及びません。

少なくても私は足し算、引き算までだったら他のことを考える余裕はあるのですが、そこに掛け算や割り算が入ってくると頭の余裕がなくなるのでやらないだけの話です。頭の言い方は掛け算も割り算もやれるのでしょうが、私にはできません。

私は自分にできる範囲でしかやりませんし、微積を使い経済を分析する人をよくみかけますが、ま。それを使っている時点で当たる確率は非常に少なくなるよね、と思っています。

なぜなら経済というのは人間の活動そのものであり、ほとんどの人が足し算、引き算の余裕しか頭に余裕がないのに、微積通りに経済が動くとはちっとも思えません。

そんな小難しいことではなく、人間なんてもっと単純なものだと思うのです。

人間でわからないことはたくさんありますが、普通の人はわからないことはやりません(笑)。わからないことをやらなければ、世の中は単純にしか見えません。マーケットも同じです。