おはようございます。

連日、小動きの金融市場になりますが、本日は為替の解説を行いたいと思います。

正直、きのうは日経平均が下がらなくてはいけないのに、上昇、アメリカもその流れをついで上昇です。訳が分からない状態です。

そしてそれに付随することを記していきたいと思います。

株価の精査

上記はきのうのアメリカ株価の引値と日々、週間、月間、年間の差になります。

たとえば、ダウは1.44パーセントの上昇ですがナスダックは0.76パーセント上昇です。

ナスダックの上昇は一服していますが、年間でみると、37.22%もナスダックは上昇をしています。

アメリカの1-3月の成長は、0.3%です。それに対して、ナスダックは37パーセントの上昇、頭がおかしい値段としかいいようがありません。

3つの株価指数の平均でも10パーセントほど上昇をしているのでしょう。

ダウは反対に安すぎますが、全体でみて10パーセント程度の上昇とすればアメリカの株価は高すぎます。

日経平均も前年比で1.6のマイナスGDPなのに4.03も去年よりも株価は上伸をしています。

米国同様、頭がおかしいくらい高すぎる、ということです(笑)。

さて、実践にうつると、きのうのダウ1.44パーセントの上昇に対して、日本は0.24パーセントの上昇です。

その差は1.2パーセントです。

きのうはアメリカ>日本になっていますので、現在はアメリカ>日本になれば円高になります。

だからきのうの円高というのは簡単に説明ができるのです。アメリカ株が日本株よりも上昇をしたら円高になるのはきのうの場中からわかっていたことなのです。

この辺をきちんと理解していない人には理解不能でしょうが、理解することを強く推奨します。

言っていることは非常にかんたんですので。

つまり日中やツイッターなどをみなくても、ドル円の動きは株価をみていればかんたんに想像がつくのにやらないのは本当に利益をとりたくないだけでしょ、ということだけです。

しかし、本来、ドル円は1.2パーセントほど円高にならなければいけないのに、0.28しか円高にならない、もうこの辺がまったくわからない、という状態なのです。

高値-安値でみても107.2-106.6程度ですので0.5パーセント程度の円高です。

では、これが正常に向かうときにどのようになるのか、ということです。

アメリカは去年と較べ、現時点で0.3%の成長に対して、現在、10パーセント程度の成長(株価
)です。

日本は去年と較べ、現時点でマイナス1.6パーセントの成長に対して、現在、4.03%程度(株価)の成長です。

この乖離はアメリカは9.7パーセントの乖離、日本は2.43パーセントの乖離でアメリカの株価のほうがより下がらなくてはいけない状態です。

しかし、現実はアメリカの株価のほうが、きのうは上昇しているので円高になった、それだけの話なのです。

では、正常化に向かうときは日本の下げ幅に対して、アメリカの下げ幅のほうが大きいのですから、ドル円は円安になる。

つまりドル円相場はおそらく、株価がバブル崩壊しても円安にいくでしょう、ということなのです。

この説明で、今日明日のドル円相場の動きの見方は検討がついたと思いますし、また、長期的には、次回のGDP発表、たぶんアメリカ4-6月の7/30発表までは長期的に円安になるのであろうな、ということがわかると思います。

今までドル円が動かないのはアメリカが1%上昇したら、日本も1%上昇をしていたのでドル円は動かなかったのです。

そもそも株価をきちんとみていれば日経平均はきょうは上なのか、下なのかはすぐにわかるのですが、たいていの場合は逆方向に行くので訳がわからん、ということになるのです。

きのうの場合は、日本が0.24しか上昇しなければアメリカも0.24程度までしか上がらないのが1.44上がるのですからやってられん、ということです。この流れだと月曜の日経は1.2程度上昇するのでしょうが、あがらないのでしょうね。

この根幹

この根幹は、連日、解説をしている、ナスダックの異常な上昇です。

上記でも説明しましたが、ナスダックは去年よりも37パーセントも高いのです。コロナがないのであればわかりますが、コロナの影響を受けて、37%高です。

バカバカしくてお付き合いできません。

これはFRBや日銀やそのほかの国の金融緩和の結果なのですが、現状、日本でもそうですが感染の再拡大で経済の低迷が懸念されています。

自分の生命が脅かされるような状態で経済が活況になる訳がないのですから、ま、株価も下がるのが普通なのですが、でも現実に上昇をしてしまっています。

そこで下がり始めるタイミングというのは、どこになるのか、という話できのうかな?に7/13からの週の可能性が高い、と記したわけです。

これはダウが去年は7/11くらいから下がり始めているのが根拠ですが、ナスダックは7/20前後からです。

これで考えていくと最悪7/30のGDP発表まで高くなる可能性が出てきている、というのが本日の言いたいことになります。

どちらにしてもナスダックの上昇要因は、個人的には内部要因でほぼ間違いないだろうと思っています。

内部要因というのは売り方の踏み待ちということです。売り方の大口が踏んだら終いなのでしょうが、今の値運びをみると踏んでいないだろうね、ということです。

この辺は原油の逆バージョンですが、原油がマイナス価格になったのは投げ待ちで、投げたら、急速に値段を戻したとうことです。

つまりナスダックもその可能性がある、ということです。下がり始めたら、誰にも止められないような状態になる訳です。

今の値動きをみていると最終仕上げに入っているように思いますが、こういうのを仕手戦というのですが、仕手戦の仕組みを理解していない人が参入するのは愚の骨頂で、どうなれば、どのようになるかを理解していない人はやらない方が賢明です。

つまり早く、踏め、という催促相場入りをしているのです。誰が売っているのかは知りませんがね。

こんなにあがりすぎたら、結末は言うまでもないでしょう。

イーロンマスクは自動運転ができるなどと子供騙しのようなことを言い放つのも、業績が伴っていないテスラが一番、真っ逆さまに落ちることを本人がもっとも自覚しているからでしょう。

だからといってできもしないことをできるというのはクズ人間の証拠です。