おはようございます。
きょうは触れなくてはいけないことがたくさんありますが、何が今のマーケットを動かしているカギなのかを考えればみなければいけないものは自然と決まってくるのです。
Gotoキャンペーンの延期?東京都除外?ふざけんな、というレベルの話です。もっと真剣に考えればわかる話です。
今、重要なもの
去年よりも景気が悪いのに株価がなぜ上昇をしているのか、というのは誰もが思っている疑問です。
ただし、当コラムの読者のみなさんは、わかっている、ということをお祈りしたいものです。
きのう、つまり木曜日はFRBのバランスシート、そしてマネーサプライの週次の発表です。これをみておけばだいたいマーケットがどうなるかわかる訳です。
理由は、マーケット、特に株価が上昇しているのはこの「緩和マネー」が下支えしているのですから、この増減を毎週のようにチェックをしなければいけない。
この期に及んで、労働市場の動態や景況感指数、小売売上などはあまり重要ではありません。理由は、このような危機できちんとデータがあるときがないのです。
つまり、このような危機が起こった際にどのくらいの景気の回復が適当なのか比較するデータがないに等しい状況なので、今の、経済指標の回復が良いのか、悪いのかの判断のしようがないのです。
この判断ができない一因に、経済指標が相対値で発表されていることに原因があります。
そもそも適正な小売の売り上げというものがいくらなのかわからないから、前月比で7パーセント小売売上が増えたといっても、それが適正なのかさっぱりわからない、のです。
景況感指数にしてもフィラデルフィアが良いと言っても、この時期に良いと示される良いという数字がナンボなのか想像も、分析をしても想像がつかないのです。
シンガポールのGDPがマイナス41に対して中国の成長はプラス3です。一方がマイナス41で他方はプラス3この数字が本当に比較対象として成り立つのか、ということなのです。
中国の数字に関して、数字が正しいとか正しくない議論には巻き込まれたくありませんので考えませんが、政府の出した数字を発表するほかないでしょう。
でも、あまりにも整合しないところが多いので信用する訳にはいかないときのう触れました。
つまり、このGDPは信用する訳にはいかないけど、マーケットはそれを反映するので、疑いながらも信用する、ということです。
では、きのうのFRBのバランスシート、マネーサプライ、どうだったのか? をみてみましょう。
このグラフは7/5までのものです。
他に良いグラフがないかと探したのですが、適当なものがみつかりませんので以下、実数をコピーしておきます。
一番、上の数字になりますが、増えています。
同様に、マネーサプライM2の週次変化
先週まで、減少をしていたのに、増えています。
それだけの話です。
テクニカル的には売り安心になっていますが、安易に売っちゃいけませんよ、となっています。
つまり、安値では手仕舞いするんですよね。そして、現時点での考えは7/30のアメリカGDPまで本格的に下げないよね、ということ予測が成り立ってきます。
理由は次回7/19時点での発表があり、1度増やしたものを次週、すぐに減らすなんてことは考えられないからです。
さらに、いえば、きのう円高のテクニカルになっていると記しましたが、これによってふたたび円安だろうね、ということになります。
これは推測に推測を重ねたものなので、あまり記したくないので記しません。今の日本の金融緩和は、アメリカの株価を上廻る状態になると考えているからです。
コロナ感染について
また政府が国民や地方首長の声に負けて、政策を転換しました。
この根本的な間違いというのは、地方の首長や国民で不安がっている人というのは、本当に感染症に関して勉強したのですか? ということです。
してないから、自分が不安だから反対だ、とほざいて、政策を転換したことにオナニーみたいな満足をしてろ、と言いたいのです。
無知でほとんど知りもしないのに、なぜ、そんなに偉そうなことをいい、民主主義ですから国民の声に傾けなければいけないという政府の弱い立場を転換させただけの話です。
政府だろうが地方の首長だろうが、一国も早く感染症拡大を止めたいのは一緒。
この感染拡大の中、なぜ、政府はこのキャンペーンを強行しようとしたのか、をもっと考える必要があります。
観光地は感染を拡大してまでキャンペーンをやってほしくないと言っています。それでも強行しようとしたのです。その意味がみなさんわかっていないで反対だけしているのです。
その意味を政府は説明しませんので、憶測や推測で批判をするのです。
政府が感染拡大してさらに経済活動の復帰が遅れることを望んでいる、と本気で考えている人は一生、そう考えていろ、と言いたいのです。それなりに根拠があるはずだ、と言いたいのです。
私は自民党の支持者でも、野党の支持者でもありません。決められたことに従うだけで、傍観者です。政治が右をむこうが、左をむこうがあまり興味はありません。
みなが日本がよくなっていくように努力しているのだから、決まったことに従うだけです。でも、今の政治家は自分の利益しか考えていないアホばかり、というイメージです。