おはようございます。ISMを受けて、株価が急伸です。

ここまでは想定通りなのですが、今のマーケットを動かしていたドルもドル円をみればおわかりのように急伸をしています。

この背反する事実を勘案するとマーケットもおかしいよね、ということにしかなりません。

コロナ感染について

みなさんには何度も解説をしていますが、この感染拡大、日本もそうですが世界を含めて、これは感染第一波の延長線上にあると考えていいと思います。

理由は、感染症を少し勉強すればわかると思いますが、第二波というのはウィルスが突然変異をすることを指すのですが、こうなると致死率や重症者の患者が増えてきます。

今、重傷者が増えているじゃないか、と言われる方も多いと思いますが、こういう方は数字を全く理解していません。

何度も何度もいいますが、感染者の母数が増えているのですから、重症化をされる方も増えているのです。

分母が小さいまま、重傷者が増えれば第二波ということになりますが、母数が増えているのだから、見合ったパーセンテージの重症者が出るのは当然です。

これは、いつもいう絶対値と相対値の違いです。こういう数字のマジックに騙されてはいけません。

つまり重症患者の割合が増えてくることが第二波であり、絶対数で増えているから第二波とはなんともおかしな話です。

おそらく、重傷者の割合が今後、減っていくことになると思います。そうなると、こんどはウィルスが突然変異を起こす可能性が出てきます。そして変異を起こした場合、一気に重症化患者が増えるのです。

その時期は過去の感染症では9月。データがないので、なんともいえませんが、上旬か下旬なのかはわかりません。

しかし、言えることは現在の天候状況、高温多湿が続き体力が奪われやすい、多湿な時期になって一気に免疫が弱り、その感染者が増えたのは相対通りです。しかし、高温多湿になってからの感染者はこれからです。

こうやって考えると9月には爆発的な感染拡大が予測され、それに加えればものすごいパニックになるだろうね、と思います。

個人的な考えでは今から、大規模なパニックと、そしてパンデミックが起こることを想定して行動計画を立てておかなければいけない、ということです。

はっきりいえば、今のニュースやツイッターを見る気が起こりません。理由は専門家と称して、訳のわからないことばかり言っている連中ばかりだからです。政府がお盆の行動内容を発表しないことに批判が集まっているようですが、発表したら文句を言うアホが増える。

その立案をする人の立場に立ってみればいい。いい加減にしろ、と言いたい。この人たちがやる気を起こすか、何を言っても、やっても、文句ばっかり、だったら行動指針なんか出さない方がいい、と考えるのが普通だと思います。

私は、彼らが、何もわからない状態でかなりの結果を出していると思います、信じるほかないじゃん、と思います。まともな人間、つまり政治家や官僚は一生懸命やっていると信じています。

批判や文句は自分本位のものではなく、周囲や他人の利益が最大になるようにするべきです。自己主張が自由にできるからと言って何を言ってもよい訳ではない、と思います。

単なる不満のはけ口の発散であれば、自分の胸の中にしまえ、と言いたい。文句と明らかな勉強不足、そして専門家のフリして何も知らないバカとしか言えないような連中が偉そうに自分の論説を張るなよ、と思います。

こういう言論をみると、もうニュースやツイッターをみたくもない、と思うのです。みなければ、本当にハッピーなものです。メンタルに相当な打撃を受けます、今のニュースというのは。

お前も持論を張っているじゃないか、という批判に対しては、私の指摘していることがそれほど、大きな瑕疵があるようには思えません。

9月には再び、大きな混乱になるよ、という根拠は上記で説明していると思いますし、また、大きな反論はできないように思います。個人的には。みなさんにとって有益な情報になるとは思っています。

マーケットについて

きのうはISMによってマーケットが急伸をしています。ただ、最近の動きを支配していた「ドル安」の状況は以下の通りです。

ドルインデックスの4時間足になりますが反転をしています。ドル安で株価や金が上昇をしていたのですが、さらに続伸という訳のわからない展開です。さらに、金利はほとんど動きませんが、金利はきのうも上昇気味。

通常のマーケットであれば、このドル高、金利高では、軟調な展開になるはずなのですが、堅調な動きになっています。コロナも怖いですか、私の頭の中身もパンデミック気味です。

さらにGDPは、マイナスです。株価もそれを受けて軟調だったのが堅調になってしまっています。ISMの数字は良いので買われるとは思っていましたが、引けまで高いとは、と思います。

どちらにしろ、おかしい状態です。そして付け加えるのであれば、金融緩和をやっているから株や金が高いんだ、という論説をよくみかけます。

本当にお前、専門家か? と言いたくなります。金融緩和をやっていれば自動的に買いなのか? と勝手に、自分に都合のよいように解釈している方を多くみます。

緩和していても下がるときには下がります。突発的な事件がおこれば、下げ始めたら、早いでしょう。切り返しも早いかもしれませんが、上昇しても知れていると現時点では思います。

今、急落すれば10パーセント以上の調整になるのは必至な状況です。株も金も買い、とか好き勝手に言って、それを見て投資した投資家さんたちにどう言い訳をするのか、ちゃんと考えているのかな、とは思います。

選択肢としてはやらないか、売るほかないと私は思います。

そして、緩和のときにやるべきことは、緩和量と経済成長の関係です。緩和は4/1からFRBは29パーセント、緩和量をピークで増やしています。そしてGDPは32パーセント減なのです。

このメッセージは鮮明ですよね。株価はもう上がらなくてはいいよ、と言っていると私は判断しています。金などは30パーセント以上も高い。これでモルガンが2300ドルまで金はいくとほざいたそうですが、ロジカルに考えるとちっとも論理的ではありません。

FRBは成長マイナスに対して、見合った緩和を行い、そして、その緩和量を漸減させているということは株がもう上がらなくていいよ、と言っていると私は判断しています。

ようするにプチバブル状態のときに、買い、買いと騒いでもまたやられるだけだよ、と言っているのです。

ドル円は、ドルの動きをよくみておきなさいよ、ということです。