おはようございます。

新型コロナウィルスが日本列島で猛威を奮っていますが、季節は年末。今回は、コロナについてとマーケットの焦点についてお話しをさせていただきたいと思います。

新型コロナ蔓延について

発生当初からお話しをしていますが、この新型ウィルスは気温との相関性が顕著です。かといって7月に流行したのはよくわかりません。

今年は猛暑という印象がありますが、おそらく体感的に夏の始まり前には相当寒かったという記憶がありますので原因はその辺にあるのではないか、と思います。

この冬、日本の季節傾向の話をしたと思います。

具体的には例年、冬の到来を意識するのは、11月の第二週からという話をしました。この時期になると極端に冷え込むことになります。今年の場合、その冷え込みが第二週からではなく11/3からスタートをしました。

その後の感染状況は、みなさんがご存じの通りです。11月の中盤には小春日和と言われる天気が続いたことはみなさんご存じの通りです。12月に入ると例年通り冷え込み、今後は12/20前後にクリスマス寒波がくるよ、と言っています。

そのクリスマス寒波は、今年は1週間早く、今週からスタートし、木曜日まで続くようです。コロナ発症は5日から14日と言われており、木曜日が12/17ですのでその14日後は12/31です。この時期に大掛かりな感染拡大になると思います。

となると年末年始は、どうなるか、とてもお正月どころじゃないよ、というのが現在の見通しです。大阪などは医療崩壊寸前まで追い込まれている現状、たぶん、崩壊が起こるでしょうね、というのが当然の推測になります。

では、我々は何をすればいいのか? という問題になります。

非常に簡単です。みなさんも検温には慣れてきたと思いますが、どんなに寒くても暑くても、体温はだいたい平均で36.5度になるはずです。寒いときには体は一生懸命活動をして体温を保とうとし、暑いときは汗をかいて体温をさげようとします。

となると秋と比べて体力は消耗するのに、ほとんどの人は休息や睡眠を意識していますか?していないでしょう。体力が消耗しているのに、休息や睡眠を意識せずに私の睡眠時間は6時間だから6時間取ればOKなんてやっている人がほとんどだと思います。

疲れているときも変わらずに6時間なんてやれば免疫が低下し、感染しやすくなるのが自然の摂理なのに、気温も世の中も変わっているのに、何も変えようともしない国民1人1人の意識の問題です。

私などは、本当にひどいな、と感じるのですが、それを他人の所為にして、やれGO TOが悪い、政府が悪いなどと他人に責任を転嫁するメディアなど。感染しないようにするためには自身の健康管理が一番大切なのに、なぜ、人の責任にするのか意味がわかりません。

接触感染せずに人間社会では済むはずはありませんし、また、感染しても発症しないことが大事ですし、もっと重要なことは重症化をしないことが二番目に大事なこと、と考えれば、責任は政府やGO TOにあるのではなくあなた自身にあるのに、なぜ、他人の責任にするのか、不思議でなりません。

マスクをしないとか、他人と酒を飲むなんて、愚かな行為以外、何物でもありません。

飲酒は、脈拍が早くなり体への負担が多くなるのですから、その体の免疫が低下しているときに感染飛沫を受ければかんたんに感染します。当たり前の話です。

こうやって考えると、私は、感染防止などは日常の管理次第だよ、と思うのですが、いかがでしょうか? 必要以上にコロナを恐れる必要もないと思います。

そしてワクチンがあればすべてOKみたいな風潮がありますが、これも非常に疑問です。どう考えても一時的な感染拡大の防止策にはなるでしょうけど、それによってもとに戻ることなどありえない、と現時点で考えています。

コロナ時代の経済

週末に面白い統計をみつけました。

企業利益になりますが、面白いことに、現在の企業利益(2020/7-9月期)は、コロナ前よりも利益が伸びている状態です。

株価が高いことは、これが原因なのか、と思いますし、またドル安、低金利の影響と考えることもできます。つまり企業の利益はコロナ前よりもよくなっていることなのですが、その最大の要因は「無形資産」によるもの、と考えることができるでしょう。

この無形資産、以前に少し解説をしましたが、今後の時代のキーワードになっていくことでしょう。参考までに、為替市場には関係がありません。

今後の予想し得るトラブル

まず、ドル安について

ドル安を引き起こしている原因は①大統領選挙の不確定要素②経済対策の未確定です。このうち、①の大統領選挙についてはほぼトランプの終戦が確定し、本日夜に行われる選挙人投票で法的にもバイデン次期大統領が誕生します。そして②の経済対策は11日、債務上限の短期延長が15日まで認められ、今週の議会にかかっています。

ただ、議会については、まだ成立するかいなか、予断できない状況であり、可能性は5分5部でしょう。ここにバイデンの議会との交渉能力が試されるという見通しは以前に書いた通りです。

低金利について

例年10月の末から金利は上昇し、そして、11月のベテランズデー近辺まで金利は上昇します。これは年末の設備投資に向けての資金需要になります。そしてその後は年末までは横ばいになりますがクリスマス前から年末にかけて再び金利が上昇をします。

これは年末、クリスマス休暇に向けての資金需要であり、毎年起こるものです。日本の場合も28-30日に向けて金利が上昇します。今年は暦の関係で早く、資金調達が起こるでしょう。

この金利上昇がマーケットにどう影響するかの問題です。

イギリスブレグジット

この大統領選挙結果の確定、経済対策の行方が一応、今週の前半には確定すると思います。そうなると今度はブレグジットが無事にできるのか、という問題です。現時点では、無理というのが私の見通しですが、どうでしょうか?

できるだけ平穏のように、EU、イギリス双方は腐心するでしょうが、また混乱するでしょうね、というのが現時点での見立てです。

各地でのテロ

アメリカの政権交代時にはいつも各地でテロや威嚇などが起こります。その筆頭は北朝鮮になるのですが、今年はどうなのでしょうか?

いつもクリスマス前後にいきなりミサイルを発射しますが、今年はどうでしょうか? はっきり言いますが、北朝鮮情勢など誰もわからないことですので、誰も、こんなことを予想できないと思います。わかったようなフリをした連中が多いのには辟易します。

そのほか、イランやそのほかの中東、アフリカ、中央アジアなどで何かトラブルが起こってもちっとも不思議じゃないということです。とくにイスラム圏はクリスマスは関係ありませんので、その時期に何かを起こす輩が多いのも推測できることでしょう。

こうやって考えると、年末に冒頭で申し上げたように日本の緊急事態宣言や医療崩壊の可能性も否定できませんし、また、そのほかのリスクを考えるとゆっくりとお正月という訳には行きそうもありませんね。

しかし、毎年起こる、金利の上昇は年明けになれば、資金需要が消滅するので金利は低下します。年明けにはイギリス、EUが何かをしでかさなければ、おちついたものになるであろうと思っています。