おはようございます。

はっきりいえば、降ってわいたような話で何が何だかよくわからないし、事実確認もしていません。ただ、経験値で語らさせていただければ、世の中には知った風なことを言う輩が非常に多い、ということ。

そして、この仕手戦のすべてを知っている輩など世の中に存在はしないということ、知っているのはこの仕掛けをやっている人のみで、その人がペラペラをしゃべるか? という問題です。答えは明らかで、しゃべるはずがない、のです。

ですから、真相はヤブの中であり、それを知ったようなフリをして語る輩があまりにも多い、ということです。そして、事実だけを現状のマーケットで解説します。読めば、なぜ、今週、二番天井をつける動きになるのか、おわかりになると思います。

古今東西、ファンドや仕手筋のやることは同じ

ドル円市場にて102.6で大量に円を買った、という人がいるそうですが、ま、これはSのHさんなんだろうね、と思います。あの人のやることは市場では常に噂になるし、またポジションを平気で明かしてしまう性格を考えるとあの人だろうね、と思います。

昔は市場を動かす大物投機家というのは常にいえば、有名どころでいえばソロスやバフェットでしょう。

彼らの言うことは根本的には嘘であり、事実と違うことと話すことは、だれもが直感的にこういう見方をしているのだな、と思わせるような言い方をするのです。

たとえば、〇〇は買いだ、とか言っているのですが、新聞記者はその買いだ、というところしか報道していないのですが、本人は、たいていの場合、買いの可能性が高いと思う、というように言っているはずなのです。

そんな断定形で話をするほどその人たちはアホではありません。でも本人たちは新聞記者が断定形で書いてくれることを期待しています。

その発言の趣旨を考えるのです。このケースではすでに自分が仕込んでいて、それを逃げたい場合、それが巨額に上るので、大衆に買わせて自分が逃げるためにそういうことを言うのです。

最近ではビットコインをめぐる、ブラックロックCEOの、ビットコインは金にリプレースメントすることができるだろう、との発言で急騰をしましたが、ブラックロックは一言も買うといっていません。

つまりブラックロックが買っているという根拠など何もないのに新部記者は拡大解釈をして、ビットコインは買い、みたいなニュアンスの記事を掲載します。で、暴落したらメディアは知らぬ存ぜぬ、とやるのです。誰が悪いですか? ブラックロックのCEOは法的な責任を負うことは間違いなく言いません。

それを拡大解釈したメディアは当然、そういうにおわせ記事を書いたことで係争の対象になります。普段から間違い、デタラメの記事を書いているメディアですから、そんなことで係争する人はいないから裁判にほとんどなりません。まんまとメディアは逃げ、また同じようなデタラメな記事を書くのです。

たいていの場合、仕手やファンド絡みの記事に関しては、自分の思惑と逆のこと言うと考えておけばよいでしょう。

今回の場合はゴールドマンサックスが絡んでいるのでしょう。日本語で読める記事しか読んでいませんので、なんとも言えないのですが、たぶん、こいつら絡んでいるよね、と思います。

ゴールドマンサックスといえば、最近では、マレーシアで国富ファンドをめぐる不正で当局と和解、トルコでも銀行株を巡ってインチキ臭い取引を行っています。

そういうお行儀がよくない連中のレポートや、コメントをなぜ額面通りに信用するのか私には理解できない、ということです。

たとえば、今回のゴールドマンのレポートにファンドが巨額損失をしたとありますが、そのような個人情報を掲載したら、当然、個人情報保護の観点から係争になる可能性があります。

たとえ、匿名記事であっても金融機関内部の人間であれば特定は間違いなくできます。こういう連中が知ったような口ぶりでいろいろ噂話を流し、それをメディアが記事にする、という繰り返しなのです(笑)。バカバカしいことこの上ないのです。

つまり、金融機関の性として、他社の顧客であれ、そういった内部情報を外に漏らすことは訴訟の危険性がありますので、そんなのレポートなどにしません。このケースで考えられるのはそのファンドはGSの顧客なんだろうね、と思います。

そもそもファンドはリスクを取らないのが当然の手法です。つまり何かを買ったら、何かを売る、というバイセルを駆使するのです。

今回、ゲームストップを単体の思惑の片張りの売り、しかも信用で(笑)、なんてことはやりません。昨年の原油のストラドルで原油価格がマイナスになった事件は明らかに素人がやって失敗したのですが、今回はゴールドマンが絡んでいると思われますので素人の仕事ではありません。

おそらくゲームストップに絡む株を大量に買い、そして信用売りの方の大損失を公表しただけの話だと思います。

これは、私もファンドや仕手で働いたことがありますので言えますが完全にプロの仕事ですよ。しかもさまざまな法規制の網をかいくぐってこんなことをするのはゴールドマンしかいないよね、と思うのが普通です。

つまり、法に引っかからないように、適当な噂話を流しているのはゴールドマン自身なんだよね、と思います。違うファンドでやっているとしてもたぶん、グルでしょうね、と思います(笑)。

つまり、メディアや市場で語られるうわさ話は、トランプ風にいえば「フェイクニュース」なのに、みなさん事実としてとらえているでしょ?

こんな事実も確認できないバカ話をもとに、みなさんいろいろ話をしているのです。頭が悪いと思いますし、仕手がどう動く、ファンドがどう動くなんて、間違いなく騙されることは古今東西変わりがありません。それだけの話です。

事実の話

年初、ダウは前年比で11パーセント高だったのに、現在は3パーセント高です。

つまり8パーセント急落しています。

そしてドルは年初、10パーセント安だったのが、現在7パーセントしか上昇していないのです。

つまり3パーセントしか上昇をしていないのです。

本来、NYダウの価格というのはドルが8パーセント下落すれば、ダウは8パーセント高になるのです。

現在、ダウは3パーセント高で、ドルは7パーセント安になりますので、4パーセントほどダウが売られているのです。

だから安いから、まともな投資家はこの株式を買います。それだけの話です。

ゲームストップをめぐる思惑でみなさん不安いっぱいでしょうが、事実をみれば、信用や先物では買わないか、資金の余剰を目いっぱいにして、私なら買うし、私は売り玉をもっていますのであんこパッチにして買うでしょうね。

このロジックにゲームストップ株の話なんか関係ありません。

分投げが大量にでて、さらに急落すれば、ありがとうね、と言いながら、ナンピン買いでしょうね。危険なのでよいこはまねはしないようにね(笑)。通常は現株でやるのが当然ですので、リスクを考えると、余裕のない方はやるべき取引ではありません。

だから、私は二番天井をつける動きだ、と言っているのです。

そのほかのドル円とかユーロドルとか、金とか、全部、先週の流れと逆の動きになります。そして2/7前後に逆の動きにまたなるよ、ということです。

このゲームストップ株の混乱で、この下げは去年の2-3月に匹敵する、ないしは、それ以上の下げになる可能性が出てきました。

下げ始めたら止まらなくなる可能性があります。なぜなら、人類史上、世界中にマネーがあふれている状態なのですよ。リーマンよりも去年よりも今年の方がマネーが大量にあるのです。

行き過ぎは当然、あると考えてください。

ゲームストップの「うわさ話」に興じている人は素人か、一生もうからない人なのでしょう。本当に仕手やファンドの内部に精通している人は、こんな事実と乖離している話が通常なのでお相手にしないと思います。

全容がわかっているのはこれを指揮している人だけです。その指揮している人がだれかわからず、推測だけで、得られる結果はゼロ、ということを頭に置くべきでしょう。

言えることは、巨大なファンドや仕手でもマーケットの流れには逆らえない、ということです。現状は売りすぎ、という事実をみれば、どこで戻すかを考えればいいだけでしょ(笑)。当たり前の話です。