おはようございます。

きのうは、ファンダメンタルズからマーケットを分析をしましたが、今回はテクニカルになります。

雇用統計について

GMのストライキが影響をすると一般的に言われていました。私がこの件についてコメントをしないのはわからない、ということが一番ですが、そもそもそんなに関係があるのか、ということです。

GMは工場閉鎖によってのレイオフに向けての抗議活動が活発化をしていましたが、春からこの問題が浮上をしているのに何ら雇用統計に影響が出ないのです。つまり、関係ないよ、という思いが強かっただけです。ただ、確証が得られないので書かなかっただけです。

雇用統計の結果は、いいのか、悪いのかよくわからないという状態です。ただ、賃金が年3パーセント伸びて、物価が1.6パーセントしか伸びない。これで、アメリカの景気が悪く訳ないですよね、それなのに悪い、悪い、というコンセンサスになる訳です。

消費者動向はアメリカ経済の7割を占めているのですから、アメリカが不景気になるのには消費者が躓かないといけないという前提条件があるのにそれを無視した暴論である、と結論づけることができます。

要は、アメリカ経済はちっとも悪くはない、ということです。

テクニカル

上記はドル円日足

いつものように単純移動平均10.30になります。

現在の状態は、30がアップトレンドから横ばい、10はダウントレンドになります。10と30のゴールデンクロスは、9月に不完全な形でクロスをしていますが、その後、きちんとしたゴールデンクロスに変化をしています。

この波は通常3回あり、1回目は9月の下旬から10上旬に押し目を形成し、今回が金融政策決定会合でおこなわれています。

その押し目の目安は、いつもいうように30(黄色)を少し下回るくらいになります。今回の場合もそこで止まっています。つまり、押し目を形成した段階で、すでに押し目の目途はすでに明らかだったのです。きのうは、そこに届いていたので、円安になるでしょう、と記しただけの話です。

ここまでは、私の言っていることをきちんと理解している人には楽勝で読めることだと思います。

今回は、少し、違う話をします。

まず、日足で急落をする場合には、その押し目というのはだいたい決まっているのです。これは、みなさん聞いたことがある方は多いと思いますが、陰線の3本、もしくは三羽烏という酒田罫線法の形の話です。

つまり、アップトレンドから押し目を形成する場合は陰線を3本付ければ終了をするケースがほとんどなのです。

今回の場合は、3本ではないと思いますが、陰線の幅が短いからこのようなことが起こっただけの話なのです。

過去の陰線3本が終了をすると、たいていの場合、戻りが発生をしていることはおわかりになります。つまり押し目買い相場のときは日足の陰線3手目に買い増しを行うのが定石になるのです。

この場合、30を少し下回ったところ、私は0.25パーセントから0.5パーセントを基準に指値を入れます。私の場合は売りの買い戻し指値と、それと、新規買いの指値を入れます。

当然、リスクを考えると売りの買い戻し指値を深くして、そして、新規買いは浅く入れます。売りの買い戻し指値は、入らなくてもいいのです。新規買いに十分利が乗って、安全を確認してから外すのが常道になります。

こういった手法はプロやマーケットで稼いでいる人の手法になりますので、参考にするとよいでしょう。

日足の押し目は陰線3本を基準に考えるとよい、という話です。

これはドル円の4時間になります。

これは、底値立ち上がりの足が決まって、そこからデッドの売り相場を示しています。しかし、10と30の乖離が酷くなったのでそろそろというところです。

この場合の買いサインというのは白い線である10とローソクの乖離が解消をすることが第一番目の定義です。この概念がわからない方は非常に多いと思います。

この意味を書くのには非常に時間がかかりますが、単純平均10とローソクがタッチするのには、保合い相場が示現しないと、10とローソクがタッチをしない、という概念を理解しなければいけません。

そして、今は、白い線10が、ダウントレンドが解消することが条件です。つまり、まだもう少し、保合いがあるかもよ、と言っているのです。

ただし、30(黄色)はいまだにダウントレンドですから戻りは黄色までになります。その値は現在108.6くらいになります。

日足の10も現在、108.6程度にあり、この戻りというのは108.6まである可能性が高いね、と考えるのです。

こうやって考えていくとシナリオが出来上がっていますよね。

そしてその後の相場は二番底を考えなくてはいけないということです。この場合、4時間足での二番底、などを考えなくてはいけません。そして、日足の場合はそれが保合いのように見えるということです。

ですから日足では二番底は出ないだろうね、とイメージすることができます。

このようなシナリオがまちがえる場合は、まず現在、保合いですが、そのまま下抜ける可能性がある、戻ったとしても、それを無視して上昇をする可能性があり、二番底を打たない可能性などあります。

いちばん、大事なことはシナリオを覆す可能性を考えることが一番大事なことであり、その準備をしなくちゃいけませんよ、ということです。

そこらへんのテクニカルを語る人よりもよほどまともなことを語っていると思いますが、いかがでしょうか? 要するにテクニカルを根本的に理解しているのは必要なテクニカルというのは基本的には移動平均線だけになるのです。

トルコの週足

どうみるかは、みなさん次第です。

トルコはシリアと交戦をしても何も起きない、と私が言った通りの展開です。