おはようございます。

モーサテの悪口ばかり書きたくもないのですが、この人たちは、株価が上がればテンションが上がり、そして下がれば悲壮感たっぷりに伝えるのが基本方針なのだろうな、と思います。

そんなことではない、基本の方針をもっていて、それが正しければ勝手に結果はついてくるというだけの話です。

 

現在の方針

現在の相場の方針は、株価について先ず語ります。

株価はGDPに対して忠実に動いていると仮定しているとすればGDPの動向をみればいいだけの話です。

そのGDPは1-3月は悪いですが、4-6月はさらに悪いことは誰しもが認めることです。

ゆえに株価は、4-6月の確報値が出るのがアメリカは9月末、そして日本は8/15前後、だから株価は最長で9月末まで安いであろう、すなわち戻り売り方針になります。

きのう、アメリカの小売統計が発表されました。

上記はアメリカの小売統計、前月比

過去10年でみても過去最高です。

これをみて株価は続騰したわけです。

しかし、基本方針は戻り売りですので、この小売売上で上昇したところは売り、そこで私も売っただけの話です。

根拠は以下の通り

上記はアメリカ小売売上、前年比

前月に比べれば、今月は上昇するのは当然です。でも前年から比べると6.1のマイナス。去年より悪いのに、26000ドルの株価、2.9万ドルが高値で買う理由がないのです。

もう少し計算してみましょう。前年比の過去3か月間の単純平均はだいた10パーセントくらいのマイナスになります。詳細に計算したい人は勝手にやってください(笑)。

アメリカ小売、というよりも消費はGDPの7-8割を示しますのでこれでだいたいアメリカ4-6月期のGDPは私が言っていた通り、10-15パーセントになるであろうな、と勝手に想像ができます。

あんまり関係ないことをぶち込みましたが、単に言いたかっただけです。

ようするに、GDPが10パーセントマイナスであれば、株価もマイナス10パーセントになる訳です。

株価の高値2.9万ドルの1割びきは2.6万ドルなのですから、2.6万ドルの株を買う理由なんて一切ないのです。

それを買い、買い、とアホか、こいつら、とモーサテをみていて思うのです。

だから私は株を売った、それだけの話なのです。ツイッターにも記しましたが、討ち死にする可能性もあったのですが、やはり朝に起きても玉は生き残っているだけの話なのです。

今までも、そしてきのう株を売った結果をみても戻り売り方針で株を対処していれば、儲かっているのです。

そして、売って良い範囲も以前のコラムで記していますので、売りを手仕舞いするところも決まっているだけの話なのです。

難しいとか、乱高下なんて世間は騒いでいますが、基本の方針を示せば、いつ仕込み、そして手仕舞いするかは明瞭になってしまうのです。

そして為替に関しては、基本方針は日本>アメリカです。これはアメリカと日本の成長率をみた場合、日本の方が減速は激しくないので株価が日本>アメリカになれば、円安、アメリカ>日本になれば円高になっているだけの話です。

きょうのマーケットはアメリカが2パーセント上昇、日本は5パーセント弱の上昇になっていますので円安傾向になるよね、ということなのです。

ただし、均衡点、これもだいぶ前に解説をしましたが、覚えていて毎日やっている人は皆無に近いでしょう(笑)

で計算をすると本日の日経平均は21800円前後まで下がらないといけないのですが、これは700円安程度、下がる訳ないよね、と現時点で思っています。

これをどのように考えるか、いままで書いてきたことのあらゆる知識を動員すれば勝手に答えはみつかります。

結論は、忘れたころに下がるよ、ということです。

ただし、円安は日間から週間、月間、年間はすべて日本>アメリカになっていますので、早ければきょうにも大幅に円安になるよね、というだけの話なのです。

そして金利とマーケットの相関を、やたらとモーサテで言う方が多かったのです。

しかし、みな相関関係としか言わず、因果関係ではないことを一生懸命説明をします。

これだけ、小売が上昇すれば金利が上昇するのは当然の話であり、結果、金利差で円安になるという訳です。

ま、金利差が拡大をしても、ちっとも円安にならないことがしょっちゅうあるのに、なんでこのような不完全な相関関係を意見として持つのだろう、きっとこの人達は頭が悪いのだろうな、と思うのです。

つまり根本的な考え方が間違っているということを死んでも認めたくないのでしょうね。

それによって迷惑をかける人たちの想像をすれば、くだらないプライドなどすぐに抹殺することができるのに、自分が正しいと思いたいのでしょう。

こういう人間はおそらく一生、相場で儲けることができません。だから、アナリストという素人に成り下がっているのです。

金利は今後、上昇するのは必然であり、そして金利が上昇すればドルも上昇をします。そうなると被害を受けるのは、コモディティーや新興国となります。

新興国もアメリカもよくなくて、株価は買いのスパイラルに入るのか、というだけの問題です。

まだ、景気が良い状態は続きますが、だんだんと良い指標が出ても、株価は上がらなくなってくるでしょう。でもわずかにでも儲かれば、押し目買いと信じて買う人は多いのでしょう。

でも買っても儲からなくなったとき、今の高すぎる株が崩壊するのです。

そのときになってやっぱり株は安かったんだ、私も俺も、そう思っていたんだ、と結果論で語るアホが続出するのは、いつものことです。

時間はかかるでしょうが、株は売りで対処するべきでしょうし、また、今が景気の底なんて言っている人がほとんどですし、殆どの投資家もそう思っていると思います。私の現時点での結論は、もっと景気は悪くなるよ、というだけです。

良くなる訳がないのです。ゆえに株は売っていたほうがよい、そしてたぶん、円安は続くよ、ということです。

為替に関しては円安だと思いますが、自信はありません。