おはようございます。米中首脳会談がマーケットで注目をされていますが、私はそのことに関して触れません。

なぜ、触れないかといえば、非常にかんたんな話で、何をもって解決するのか、さっぱりわからないからです。

よくテレビなどで米中会談が注目材料だ、と偉そうに抜かしている人がいらっしゃいますが、何がどうなれば、どのくらい進展するのか、偉そうに言うなら説明してほしい、と思います。

言えることは、この問題は、中国の国内問題と密接にかかわる問題だから解決なんかするわけがない、というのが私の見解ですが、詳細がさっぱりわからないからわからない、というのが本音です。

わからないことは書かない、言わないほうが良いというのはよくわかっていますので書かないだけなのです(笑)。

 

日米安保の批判コメントについて

数日前、アメリカ政府高官のリークが漏れ伝わりました。トランプ大統領は、日米安保に不満に思っている、理由は、アメリカが攻撃されても日本は防衛義務がないからだ、ということらしいです。

この内容は、トランプ大統領は大統領候補になる前の数十年前から言っていることですので驚くには値しません。

私がここで問題にするのは、このリークがまたトランプ本人が新聞社に直接電話をしてリークをしたのではないか、ということです。

自分でメディアのことをフェイクニュースばかりだ、と言いつつも都合の良いときにはメディアを利用している、過去の大統領でこんなことをする人はいない、少なくても、そんな破廉恥なことはしない、とは思います。

以前も記したように、彼はビョーキなんだから仕方がない、という一言で片づけることもできます。

しかし、この私が考えていることではシナリオを作ることができないのです。なぜなら、このリークをトランプ本人が行ったという物的証拠がないのです。もちろん、これをトランプに直撃インタビューしても本人は否定するでしょう。

しかし、状況証拠は、過去にそのようなことを何度もやり、メディアでテレビ司会者だったときにつるし上げを喰らっているというのは事実です。

つまり、トランプ自身が自らリークを行っている、というシナリオは、自分の保身のために勝手に都合のよいシナリオを作り上げ、結果として自分に都合の良いシナリオを作っているだけです。

これは、何度も指摘している通り、自分に都合のよいシナリオを作り上げ、そして、そのシナリオに見合う証拠を見つけている(状況証拠)状態なのです。これを完璧に立証しようとすれば、物的証拠が必要ですので、こんなものは与太話の類、と自分でも思っています。

何度も言いますがシナリオを作る場合は、その答えをまず白紙にして、その証拠集め、データ集め、を始めることが肝要なのです。そして、その証拠、データをみて誰もが納得できるシナリオを作成することが大切なのです。

上記の話は、自分に都合のよい話を作り上げ、その結果に満足しているアホたれのやることです。このことはもちろん自分のことを言っています。この結果の真偽などずっとわからないでしょうが、こんな予測が「まぐれ」で当たれば本人が勘違いをすると一番、自覚をしています。

 

米中問題のポイント

おそらく、ここの問題というのは、状況証拠からは、知的財産権、つまり、データの流通に関してなのだろう、とは思っています。

そもそも、今回の摩擦の原因が、どこにあるのかさっぱりわからないから、解決をするわけがないというのが私の根本の考え方です。つまり両首脳のコメントを聞いていても何をもめているのは、具体的にはわからない、というのが正直な本音です。

わかりやすいトランプの話を聞いても、怒っている焦点がさっぱりわからない、ということです。

私自身の考えは、華為を筆頭とする中国ITが、データを中国国内と同様に撮りまくっているからもめているのだろうと思っています。

中国国内というのはキャッシュレス決済が大きく普及し、スマホ決済が当たり前です。スマホでの普及決済が融資なども可能にしています。

つまりその人の買い物傾向や、中国版フェイスブックでの友達の種類、いいね、を押したコメントなどを勝手にデータ収集し、その融資の可否を判断するのです。

それを中国国内でやっていれば問題はないのですが、日本やアメリカでもやっている、ひいては世界中でやっている、ということをトランプが問題視しているのです。

その中国製品が普及すればアメリカ政府や軍隊でも中国製品を使い、その大事なデータも中国に流出している、と言っているのだと思います。

これを知的所有権なんて言うからわかりにくくなるのです。そもそも、知的所有権のことをきちんと説明しているメディアなんかどこもないのです。みなさんの中で、知的所有権とはこのことを指しているとわかっている方などほとんどいないでしょう。

そうするとサムスンのスマホも韓国でも同じことを国内でやっていますので、アメリカの逆鱗に触れるということになります。

結局、韓国も中国と同罪とトランプに思われているという推論に成り立ちます。韓国の解決は経済規模からいえば、中国の二の次でしょう、と思うのが普通です。

つまり中国、韓国製品なんか使うと個人情報は抜かれ放題、抜かれているということなのです。

それに対抗をするのが、アメリカのGAFAになる訳で、自国企業は個人情報を扱うのにはいろいろな制約がある一方、中国は抜き放題、抜いているとなればトランプが黙っていない、ということなのでしょう。

でもトランプ、習のコメントをみていると、これが根本なのでしょうが、話があっちへ飛んだり、こっちへ飛んだりするのです。

だからもめている原因が何かわからん、状態ですから、あまり書きたくないのです。多分、ZTE、ファーウェイの個人情報の抜き取りが大きな問題だったのだと思います。

この問題が報復関税まで膨らんでしまったら、もう何が問題なのかさっぱりわかりません。もし、これが米中の対立原点であれば、お互い、両国を代表する企業の利益の問題ですから一歩も引くわけがありません。

でも、ここに物的証拠は一個もなく、状況証拠でシナリオを組み立てても、結果がまるでみえない、というだけの話なんです。数式のように答えが一つにならず、条件をどんなに限定をしても、まるで答えが一致しない、つまり私には理解不能と判断をしているのです。

つまり、シナリオなんか組み立てられないのです。イランの場合は、どうなるかはみなさんも中東の知識がある程度あれば組み立てることが可能だと思います。

でもその予測ができないのは、中東のことを日本人の中で知っている人が何人いるかの問題で、ほとんどの人が知らないし、メディアも知らない、だからみなさん憶測でモノをしゃべっているだけ、としか私には感じられません。無知な人にシナリオを作れといっても無理です。

ただし、証拠、データ集めというのは白紙でやらなければ、いけないのです。無知のほうが、判断はしやすいのです。

いろいろなことを勉強して、結果として判断ができるのですから。ある程度の知識があると、思い入れというものがある程度入り込む余地が出てきますので、判断に客観性が担保できないときもあるのです。

大事なことは、シナリオを作成するのには、いろいろなこと、もっと言うならば博識でなければいけない、ということです。証拠の分析はあらゆる知識が必要になります。無知な人に判断をゆだねると必ず判断に偏りが出るものです。

シナリオというと日本語で脚本と訳されますが、それは空想の話ではないのです。事実から判断できることを基に作成するものであって、それを問い詰めると外れなくなりますので、空想じゃない、こうなるんだ、と断言できるようになると思います。

上記の米中摩擦やトランプのリーク疑惑などは単なる妄想、空想の類だと思っています。なぜなら、決め手となる証拠がないからです。状況証拠で、その結果が本当だと思い込んではいけません。