おはようございます。

新サイトになって初めて質問、コメントがでましたのでみなさんに質問や疑問なことを書きこんでほしいという想いで本日はその回答を書いていきたいと思います。ただし、当たった、外れたなど意味のないようなものは、無視します。

私が書いている理由は相場が当たった、外れたということを目的に書いている訳ではありません。

基本的な考え方をマスターすれば予測することなどかんたんで、しかもその予測は間違えることはない、ということなのです。間違えた場合は、自分のデータ解釈が間違えているのです。私を含めて。

ファンダメンタルズやテクニカル、内部要因をきちんと理解すれば大きなまちがいなど起こり得る訳がありません。

なぜなら人間の能力の差なんて微々たるものだからです。AIと言えども、しょせん、人が計算式を確立してそれを機械が計算しているだけの話です。

つまりAIが勝手に判断してくれるなんてことは、人間が考える以上のことなんて判断してくれないのです。

そもそもこの根幹を理解できない人が非常に多いので、AIは万能とかいっちゃっている訳です。万能の訳がない、という当たり前のことを推測ではなく結論で申し上げておきます。

またくだらないことを書いてしまいました。

 

ファンダメンタルズの経済指標とは?

前回、円安になる理由をあちこち手を出して、わかりにくくしてしまったことを反省しています。

経済指標というのは、比較対象があって成立する訳です。その比較対象というのは、前年同月比か前月比の二択しかないのです。

較べる対象があって成立する数字のことを「相対値」というのです。

この相対値と絶対値の違いがわからない方は、これまでも何度も言いましたが、数字には絶対に強くなりません。なぜなら、数字の意味を理解していないからです。でも、わからなくても安心してください。

データアナリストとかクソ威張っている奴でも、この絶対値と相対値がわかっていない人が過半だからです。この違いもわからなくてプロとか言っている人のことを私は詐欺師と呼ぶのです。

要するに、わからなければきちんと理解すればいいだけの話なのです。

絶対値というのは数字、そのもので、その無機物、有機物を表現するものです。たとえば株価などは株の値段で会社の価値を表現しているのです。

一方で相対値というのは、為替レートが代表で1ドル110円というのはアメリカドルが1ドルで110円と交換できるという意味です。

この110円が円の価値ではなく、あくまでも、1ドルと比べたら、110円で、110円そのものは1ドルという数字がないと成り立たない数字なのです。これを相対値というのです。

株価は1000円であれば、1000円の価値があるもので、相対値は何かを1とした場合、比較対象はいくらになるかの数字なのです。

経済指標の場合、その比較対象は前年同月比か前月比であって、経済指標には2つの数字があるということを覚えておかなければいけません。

 

前年同月比と前月比

では、前年同月比と前月比で、どちらが変動率は大きいかといえば、前年同月というのは非連続の数列なのに対して、前月比は先月の流れを引き継いでいるのですからたいていの場合、前年同月比のほうが変動幅は大きいのです。

ですから、基本は、経済指標をみる場合は前年同月比を見るのです。前月比には大きな変動があるケースは少ないので、あくまでも参考にみるのが正解だと私は思います。

ですから、日本の実力を見る場合は、去年の同じ時期に何があったのか、を考えればいいのです。

日本の場合は関空の橋が台風によって流されたり、大雨集中豪雨、最後には北海道で地震があったのです。

みなさんは覚えていない方の方が多いでしょうが、大きな被害が出たので、みなさん、外出や旅行、消費などを一斉に控えたのです。

つまり去年の日本経済の7-9月は停滞をしていたのです。

それと比べて、貿易摩擦とか、景気の下振れとか今、世間を騒がしていますが、私から言わせればそんなものは微々たるもので関係ないのです。つまりこれは前月比で落ち込んでいることは確かですが、前年同月比でみれば日本経済は明らかによくなっているのです。

つまり絶対値の日本の値は上昇をしているのです。

 

アメリカの場合

ではアメリカの場合はどうなのか、を考えていきます。

アメリカは去年の年初に減税を行っていますので、減税すれば経済はよくなる、という当たり前の現象が起こったのです。

それが、10月に株が崩落するまで続いたのです。つまり、日本と違い、アメリカは年初から9月の末まで絶好調になる訳です。では、今年の場合は、去年と違い、間違いなく景気がよくなる減税などの政策がありません。去年と比べれば悪くなる、ということだけなのです。

つまり、去年と比べれば、悪いけど、景気低迷というほどではない、ということなのです。

たとえば、去年のアメリカはGDPで3パーセント成長をしていますが、これは2017年と比較をした場合3パーセント良くなったという意味です。一方、今年の4-6月期は去年と比べると1.5-2パーセント良くなると言われています。

去年の3パーセントと比べると1.5-2パーセントということは去年よりは悪い、でも2018年と比較すると2019年は1.5-2パーセント成長しているのだからアメリカは成長をしているです。だから、絶対値ではアメリカが景気を下ぶれなんてしていることはないのです。

でも、去年よりは成長が少なくなっているよね、というだけの話なのです。

 

ここでドル円を考える

日本は、去年は自然災害によって、低成長になったけど、今年は、企業収益もお給料も、あまり変わらないのですから普通にやれば、日本の実力は上昇するのです。

アメリカは去年は絶好調なのですが、今年も好調なことは好調なのですが、去年ほどではないということになります。

これを数式?にすれば・・・

「日本>アメリカ」となるだけの話です。

これでドル円の計算式を当てはめます。

以前に分母と分子の書き方を間違えているのではないか、という書き込みがありましたが、面倒くさいので無視をしました。

これを理解していない人は小学生からやりなおせ、と言いたい。ただ、少しだけ救いの手を差し伸べるとすれば、分母と分子を間違えて覚えている人は圧倒的に多いことになります。

分子
—-
分母

ですからね。

上記の式では分母は今後、大きくなっていき、分子は小さくなる可能性がある。

ドル÷円の答えは上記のことが想定されると、解は大きくなりますよね。つまり円安になるということです。こう考えると、円安だよね、と思うのが普通です。

ただし、株価の崩落などがある可能性がありますのでリスクオフでの円高も念頭に置かなければいけない、と言っているのです。

 

では、この円安の終了は?

日本はそれほど大きな変化はないけど、アメリカは10月初旬に株価が崩落したように停滞をしています。

つまり去年の10月の絶対値の数字がアメリカは小さくなったので、今年の10月以降は相対的に大きくなるのです。

つまり分子の数が大きくなるのです。分母が変わらずだとすれば、その解の値は大きくなりますので円安じゃないか、と言われる方が多いと思います。

わかっていることはアメリカの絶対値が上昇をすることなのです。この場合、円高、解が小さくなるためには、日本がアメリカの絶対値の上昇以上に上昇しなければ円高にはならないのです。

これを上手く説明できないのですが、日本の成長はおそらく、以前から何度も言うように大きな成長をすると考えています。消費税で景気が停滞するなんて思っていません。

この辺は、もっと考えて、上手に説明をできるようにしてまいりたいと思います。

上記の説明が今後、円安になる理由になります。

 

直近の動き

直近の動きは前月比で動いているのです。

  • アメリカの雇用統計が先月より良かったことを受けて、アメリカの絶対値は上昇
  • 日本の国際収支が先月より悪化したことによって、日本の絶対値は下降

という構図になっているのです。

この解は、前年同月比では日本の絶対値が上昇することを前提に円安になると言っているのですが、直近の動きは日本の絶対値が小さくなることによって円安になっているのです。

前年同月比が大きなトレンドとすれば前月比が目先のトレンドをしましょう。

つまり本来のトレンドは日本の絶対値が上昇をすることによって、円安を想定しているのが、直近は日本の絶対値が縮小することによって、円安になってしまったのです。

これは極めて非ロジカルな動きで、これも上手く説明できないのですが、パッチもんの円安になる可能性が高い、ということです。

何度も繰り返しますが、本来の円安は、日本の絶対値が上昇することによっての円安が本筋の円安であって、日本が縮小する円安はパッチもんということです。だから、今回の円安は修正される可能性が高い、ということ、再び、二番底をつける可能性が高いということです。

 

気になるチャート

ニューヨークダウ、アメリカ10年物債券、ゴールドドル建ての4時間足にいつもの10.30を加えてください。

そして、日足もみてごらんなさい。もうすぐ完成するな、と私は思っていますが、まだ、もみ合いが足りないような気もする、というのが感想です。