おはようございます。
中国では新型ウィルスが大流行しています。今回は、その話と表題の件についての話をしていきたいと思います。
SARSの経験
若い世代はSARS騒動の記憶がないと思いますが、私の世代ではSARS騒動は記憶に新しいところです。
SARSのときは、新型鳥インフルと大騒ぎをしたものですが、当時はそういった新型ウィルスの経験もなかったことがあります。さらに、エイズなどに感染する人が増えた時代背景もあったと思います。
しかし、しょせん、風邪なのです。少し、重いインフルエンザであって適切に処置をすればきちんと健康は回復するものです。騒ぎ過ぎであって、しょせん、風邪は風邪です。
SARSのときは、これが中国経済に甚大な影響を与えるのではないか、半年以上に亘って中国経済が減速するのではないか? と騒いだものですが、インフルエンザが5月や8月まで蔓延しているかといえば、答えは明らかにNOの訳です。
問題は、新型インフルになりますので、ワクチンがない、ということです。つまり抗体ができませんので蔓延する可能性があります。
しょせん、風邪ですので、十分な睡眠、食事などで免疫が発達するのでそれに注意すればいいだけの話です。パンデミックなんてありえません。
鳥インフルのときはタミフルなどをみな、競って買いましたが、くれぐれもこれからもっと流行するでしょうからそういった騒動に巻き込まれないようにしたいものです。
あなたのお給料があがらないのは金利の所為
本日の外電、株価はさらに新値を更新しました。注目されたのは、モルガンスタンレーの決算になります。
なぜ、銀行株が上昇をしたのかといえば、非常に答えは明瞭で、9月から金利がFRBの金利下げ誘導に伴い下がったからです。
モルスタは債券売買に特化しており、その利益が大きく決算に影響をしただけの話です。通常は、金利が下がれば銀行株は停滞をしますがモルスタはそれを逆手に取っただけの話です。
日本は反対に金利が上昇をしたので、その影響をモロに受けたのは不動産市場です。東京都内の主要地である港区や千代田区でも、価格が下がったと騒いでいますが、これ、単に金利が上昇したから販売不振と在庫増につながっているだけの話です。
今までの金利が安かったので、不動産販売を助長するような動きがあったのです。金利が上昇をしたとたんに、不動産の市況がスカスカになっただけの話を、バブル崩壊後に不動産が急落をするとか、騒いでいます。
要するに、金利次第で経済は動いているのです。
金利が下がれば、一番、儲かるのは、企業や投資家になります。企業は、設備投資やつなぎ資金需要がありますので、金利は安ければ安いほどよい、ということになります。投資家は、金利収入が減りますので、株や金、不動産の値段が上昇しやすくなりますので儲かります。
日本の10-12月の決算は、アメリカは昨期よいのは当然ですが、日本の決算は、金利上昇ですから悪いのです。日本の決算は今月下旬から2月上旬にかけて発表されると思いますが、悪いでしょう。
一方で、経済学でいう、3主体の残る、家計と政府の話になります。
個人は、金利が下がれば、金利で生活ができなくなります。加えて世界的な好景気になりますので物価が上昇をしますので生活は苦しくなります。
ここにみなさんのお給料が上昇しない原因があります。まず、金利が上昇(物価上昇)すれば実質の可処分所得は減りますから生活が苦しくなるのが実際のところです。
問題の根幹は、金利が安すぎるということにあり、この金利が10年金利で3-5パーセントあれば、金利が下がっても、物価よりも金利の方が高いので、あまり生活は苦しくなりません。
ところが現在のゼロ及びマイナス金利では、物価も上昇し、銀行にお金を預けておけば実質マイナスの残高になっていくのですから、生活なんてよくなる訳がないのです。
つまりバブル崩壊の1992年から日本はゼロ金利みたいなものですから、ずっと庶民の暮らしは苦しいままなのです。
それを私たちのお給料が上昇をしないのはAIなどの合理化が進んでいるからだ、と訳のわからない説明をする輩がたくさんいます。ウソだと思うのであれば、金利をきちんと1年物で2パーセント程度にすればいいと思います。
この状態になったときに、みなさんの生活は一気にバラ色になります。
ただし、この状態になったとき、政府の財政はマイナス金利を一気に受けていますので、悪化するのが必定です。つまり財政の悪化は、増税になるのです。最終的には、あまり庶民の暮らしはよくならないけど、今の、状態よりはましになるのです。
アメリカは低金利に変化をしましたので、来期は不動産、株、企業、そして政府財政がよくなり、反対に庶民の生活が悪くなるのです。
これだけみれば、もう、だいたい今年の夏に景気がどうなっていてどのセクターがよくなるのかもみなさんにもわかるとおもいます。
おそらく、日本政府は今後、金利をあげていくことになると思います。
マーケットは、円高になると思いますが、きのうまでは米中合意というポジティブな内容、本日は決算、円高を阻害するような材料ばかりが出てきています。動かないでしょうし、もうしばらく待つほかないと考えています。
テクニカル的にも動かないとでています。