おはようございます。

朝、起きると、また、今日もか・・、というのが定例行事となっています。

本日はダウが大きく下がりましたが、S&Pやナスダックはこれに追随せず。もう、下げの終盤だとは思うのですが、ご迷惑をおかけしている方々には申し訳ありません。

もう、あちこちで政治家が好き放題に言っていますので、下げた原因の発言などよくわかりません。ただ、所得補償なんてアホなこと辞めろ、言いたいです。

 

所得補償など諸悪の根源

たとえば、シャープを例にだしましょう。

シャープが経営不振に陥り、経産省を中心にファンドを設立しました。その結果、シャープはどうなっていますか?

日本からの技術移転を防ぐとかほざいていましたが、今や、台湾の鴻海傘下になっています。

要するに、ダメな企業にいくら税金をつぎ込んでも無駄なことなのです。

この背景は、まったくの推測ですが、税金で保証された人間、法人というのは、もともとやっていることがダメなのです。

その補助、支援によって生きながらえることができたとしても結局、やっている方向性がまちがっているので最終的には破産や倒産になるのです。

それよりも一時的なショックはあるかもしれませんが、自分自身の失敗を受け入れ、下がるところまで下がったほうが、よい訳です。

長期スパンでは間違いなく事業などを継続させるよりも、一回、あきらめたほうが、継続をするよりもたいていの場合、良い結果になります。

つまり、補助や支援などで、事業を継続させても、結果はみなくてもわかるということなのです。一度、補助や支援を受けた法人、個人というのは、また事業が根詰まりを起こします。そうすると、また補助しろ、支援しろ、というのです。

つらい時期を経験しそれを乗り越えることのできる事業、個人が強くなるのと一緒です。

今の子育て世代やフリーランスなどは最初から補助、支援浸り。今回の、コロナ騒動でみなさん可哀そうだ、と言っていますが、私からみれば、ここでまた補助支援をすればまた、状況が悪くなれば補助支援とか言い出すのです。エンドレスです。

方向性が間違っているのですからやめて、ほかの方向性を探ればいいのです。

子育て世代は、支援を受けずに自力でなんとかしようとする決意が必要です。子供手当があり、そして今回も? 甘えるのもいい加減にせよ、とは思います。

目先は苦しいかもしれませんが、長期的には人生の糧になるはずです。

憲法が保証しているのは、必要最低限の生活を営む権利です。家賃も公共料金も払えないような人は援助すべきです。それによって助かる人も多いでしょう。それ以外は自力で行うべきです。

全員に所得補償なんて、お金の無駄使いの典型です。もっとも民主党の森友問題の蒸し返し、この人たち本物のバカでしょ、としか思いません。

次回の選挙で全員落選しろ、と心底思います。

結局、きのうのトランプの所得補償の結果が、きょうの結果だと思います。余計なことをしやがって、と思います(笑)。でも、トランプらしいといえばトランプらしいとは思います(笑)。

このロジックからいえば、株式市場がネガティブに反応するのは当然の帰結です。

 

 現在の状況

昨晩は、日本株が下げ止まり、アメリカ株が大幅下落。

ゆえに「日本>アメリカ」ですので本来、円高になるはずです。

ところが、上記の所得補償によってアメリカの長期金利価格が軒並み暴落です。金利は上昇です。

きのうは金利が主役の相場なのです。ずっと金利主導の相場が続き、通貨価値主導になったのは最近のことです。本来は金利もきちんとみておかなければいけません。

もちろん、短期金利は日米ともに、中央銀行がコントロールしていますので低位で推移をします。

この金利上昇によって、為替相場が動いたのです。所得補償はアメリカで決定事項なので、長期金利の上昇傾向は続くでしょう。

ここで思い出してほしいのはバイ&セル戦略を取るファンドの動向です。バイ&セルというのは何かを買えば、何かを売る戦略のことです。

株の場合、株を買えば、たいていのファンドは債券を売ります。反対に、株を売れば、債券を買います。

現在は、下がり切ったところですのでファンドは一部、株を買っているはずです。

株がずっと下がり続けていますので、値洗いはマイナスです。その上、債券を売っているがFRBが余計なことばかりするのでちっとも利が乗らないのです。

ところがきのうは、救世主、トランプ様(笑)がロクでもない決定を下していただいたおかげで、債券売りにようやく利が乗る状態です。

とりあえずカナダとの国境封鎖も合意をしたので、あとは感染の目いっぱいの拡大と収束を待つだけの状態になりました。これ以上、悪い材料はあまり考えられません。

ファンドはその債券売りを担保に株を買えばいいだけでしょうから、買いやすい環境ができているのです。それがナスダックやS&Pがあまり下がらなかった理由です。

ただし、指標はこれからはみんな悪く出ますので、指標には注意です。

Newsをみていると買う気も起こりませんが、こういう場合は、次のことを考えて、こんどくる最悪の材料を考えた場合、これ以上の悪材料は考えられません。

みな想定される悪材料はいくらでもありますが、突発的なものは常識的に考えてありません。国境封鎖もやりつくしましたし。

株価が下げ止まってからトランプが所得補償を発表すればそれなりにポジティブになったでしょうが下げ止まったことも確認しないうちにあんなことを発表すれば、あんなことになるのは当たり前です。

政治家と中央銀行の口をふさいで黙らせておけ、というのが本音です。何もしゃべんな、と思います。

底値固めに入ってから話せ、落ちてくるナイフを素手で受け止めても怪我するだけ、アホだろ、こいつら、と思うのは私だけではないでしょう。