おはようございます。

今朝は、たぶん、この高騰相場?壮大なる保合い相場(笑)?が終わったのであろうな、と自信はありませんが、終わったという話をしようと思います。

相次ぐ連鎖の崩壊

ここ最近、私がまったく短期の見通しを外しまくったのはドル、金利、株の関係が全く成立しなくなっていることがあります。

通常は株高であれば、株が強くなるということがドルが強い、そして株が上昇をするのであれば景気が良いのだから金利も強いというのが通常の動きです。

反対に株が安ければ、リスク回避から債券が買われますので金利が安くなります。そして景気が良くないのでドル安になります。

こういった株―債券―ドルのトライアングルにはある程度、説明がつくのですが、ここ3か月はまったくその説明がつかないというような状況が続いていました。

正直、初めての話であり、なぜ、こんなことになるのか、というのがよくわからないので、あれやこれやと研究をつづけたのですがさっぱり理解できない状態です。

これは、きちんと相場の基本をわかっている人、共通の悩みだったと思います。

それで、本日、10/28は株や債券においての国際連鎖性というものが存在するのですが、これが崩壊したのです。

この国際連鎖性というのはたとえば日経が2パーセント上昇すれば、NYダウは2パーセント上昇するものなのです。つまり日経やダウが引けた時点で、だいたいその日の株価は予想がつくものなのです。

信じられない人が多いかもしれませんが、株価のマーケットはそうなっていますし、これは債券市場や金利市場のドル基軸という考え方を中心に考えると金利の動向もだいたいわかってしまいます。

はっきりいえばテクニカルなんてこんなものを参考にしなくても寄り付き前にだいたい、その日の株価や金利の動向はみなくてもだいたいわかるものです。

もちろん、事件やアクシデントが起こった場合にはその限りではありませんが、たいていの事件やアクシデントはそのトレンドを崩しませんので朝に決めたシナリオ通りに動くのです。

最近ではトランプの不規則発言がその典型でしたが、もう、みなさんは慣れていると思います(笑)。

要するに、アメリカ市場と日本市場は全く違う、というのがみなさんの認識でしょうが、そんなことはないのです。グローバルスタンダードという名の元に世界がマーケットから統統一化をしているのです。

たとえばFTSEは早晩、終わるとツイッターに記しましたが、弱い象徴がFTSEですのでFTSEが弱い場合、世界の株価がFTSEに連動するのです。逆に強い典型はNIKKEIとNASDAQですので強い場合にはこれらに連動をするのです。

この基本を知っておけば、だいたいのことは未来にならなくてもわかってしまうものです。

きのうは、日経が本来なら2パーセント安近くにならなくてはいけないのに、実際はほぼ前日比変わらずなのです。だからダウは大幅戻り、という結論が出るのですが、道中、FTSEが大幅下落したので、ダウも引っ張られ、強いナスダックだけが戻っただけの話です。

これは、ずっとみていなければわからないことなのですが、本来、ダウは本日、強烈に戻らなければいけないのです。ファンダメンタルズ的、テクニカル的、内部要因的にもということなのですが、戻らない。

ゆえに終わったということです。こういう感覚は、一朝一夕に得られるものではなく、長い経験が必要です。AIなんぞにこの感覚はわかるか、という話です。

私が認識している感覚をすべて計算式にし、どれにプライオリティーがあるかをイフ関数などによって設定しなければできない煩雑な計算式を誰が組み立てられるの? とは思います(笑)

終わった理由②

コロナの感染になると思います。これは2月と一緒の状況ですよね。

日本はあまり感染が増えずに、ヨーロッパでロックダウンだの、外出規制などと騒いでいたのですが日本は能天気そのものでした。

ところがある日突然、私の読者は知っていると思いますが突然ではなく必然だったと思いますけど、マーケットが崩落をしたのです。

その後は、ま、私が予見した通りの展開になったのです。唯一、売られ過ぎの部分だけが見抜けずに、早くド転してしまったのは反省材料です。

そこで活躍したのがGDPになるのでしょ。きちんと、そういうことを把握もしていない人がいかに多いかおわかりですよね。

何が言いたいかといえば、GDPをきちんと計算すれば株価の下値目標なんて訳なくわかると言いたいのです。もちろん、売られ過ぎの部分はありますが、GDPの等価の部分で買いを入れ、そして、売られ過ぎでは5パーセント刻みに買いを入れればいいだけの話なのです。

なぜ、前年比での話をするかの意味がほとんどわかっていない人が大多数です。

こういった暴落や暴騰があるたびに私は新しい考え方を常に提案し続けているのです。

終わった理由③

ANAが史上最高赤字、日立グループが再編と、実質、倒産したような話が出てきています。こういうのは景気の回復期に出てくる話だよ、ということです。

つまり、赤字会社にとってそういう発表をするのは、景気のピークであり、そのときに発表をすれば債務はある程度減るので、そのときにショックな話を発表するのです。

誰だって、人に迷惑をかけたくはありませんし、おカネを借りた人に対する礼儀でしょう。ゆえに、こういう景気回復の戻りのピークにはこういう話が多くなるのです。

結論

上記①②③の話で、多分、今後、本格的に下がっていくだろうね、と言いたいだけです。かなり親切丁寧な話で、本当のプロであるほどこの話には納得すると思いますし、また、参考になる話です。

理解できない、という人も理解してほしいと思います。

ドルに関しての話を最近はずっとしていますが、今の好景気というのは低金利に支えられています。メインは低金利が覆されるかの話です。

でも、ドル、どんな通貨でも転換しつつあるよ、いつまでもドル安とか騒いでいる人たちはご愁傷さまとしか言いようがありません。

これもツイッターでずっと話していると思いますけどね。

為替の話を書いていないと思う人もいるかもしれません。ドル円の計算式の一部にはダウ株価÷日経株価だよといつも言っている通りです。基本的に株価がわかっていなければ為替はわかりません。何度いえばおわかりになるのでしょうか? 金利?為替にはほとんど関係ありません。