おはようございます。このようなことを書くのは大統領選挙前に一度、ありましたが、大統領選挙でマーケットが荒れて二度目になります。

これは曲がったとか、そういうことではなく二番底の形成に入ったということだろう、と思います。

大統領、バイデンになった場合

あちこちで書いていますが、バイデンは基本的にはオバマ路線の踏襲になると思います。

オバマといえばノーベル平和賞に代表されるように、平和やオバマケア、グリーンユーディールに尽力をしてきた大統領だったと思います。

ところが、その功績はどうなのか? とみなさんに問いたいのです。平和? 日本への北朝鮮へのミサイル攻撃はトランプが大統領になってから解決をし、中国への尖閣諸島への侵犯は酷くなり、そして偉そうに広島で演説ですか?

なんだかウソとクソにまみれた大統領にしか私には見えません。同盟国の日本の安全保障を放置し、広島でお茶を濁した大統領です。

米国で、オバマが評価されるのは、理由があります。それはニクソン以来、大統領制度を汚してきた大統領が大統領職にずっと就いたからです。

ニクソンは言わずとしれたウォーターゲート、フォードはそのニクソン恩赦、カーターは綺麗ごとばかり言って本人が一番汚いことばかりやった言行不一致、レーガンはイランコントラ事件、パパブッシュ、クリントン、ブッシュジュニアともう、アメリカの大統領制度を汚してきた人ばかりが大統領になったのです。

その中で、オバマは崇高な精神で、勤めあげた人物として人気が高いのです。そこに粗野で横暴なトランプと比較すればどうしたってオバマが紳士のように見えますが、私からいわせればオバマが無能だったけど米国は誰が大統領をやっても成長したのですが、ちっとも成長をしなかった、それが真実です。

トランプは行動、言動、あらゆる点において問題があったが、オバマよりは「まし」、つまり現実をみている人にとって私は有能だったと思います。

となると、バイデンなど、最高に嫌われて大統領を1期務めてスポイルされるのでしょうね、とは思いします。そしてカマラハリスが次期として戦うのでしょうが、負けるのだろうな、とは思っています(笑)。

トランプで明らかになったのは民主党のような愛とか平和、希望、という万人受けするような言葉では、もう世界をリードできないのであろうな、と思います。

愛とか平和を謳いそれを実行すると言っても、全員の賛成など得られるわけがない、ゆえにすべてが中途半端に終わる、それがオバマ時代でした。平和には程遠い状況を生み出し、そして経済はリーマン後で誰がやっても良くなる状態で中途半端な成長しかできない、という結果です。

最悪なのはオバマが仕掛けたグリーンニューディールで何一つ成功をしていない環境政策の継続です。きちんと基本的な戦略を見直さなければいけないものを、何も考えず実行するというのです。だから12才のガキにクソ生意気なことばかり言われるのです。

今のままで状況がよくないのは誰もがわかっている、しかし、今のやり方をやってもちっとも地球環境はよくならないのはわかっている。

何の変更もなく、またウソとクソにまみれた環境政策を行い、なんだか環境にいいのか、悪いのかよくわからないものを行い、そしてそれに付随する環境ヒステリック団体のお付き合いをしなければならない、たとえばグリーンピースとか(笑)、それをやって何の効果があるかもわからないことをアホのリベラルのおかげで義務化をされるわけです。やってられないよ、と思う訳です。

海にプラスチックごみを捨てちゃいかん、そんなの当たり前のことであって法制化しないと守れないアホが山ほどいるから生きづらいことを強制されるのです。

でも、コロナで飛行機が飛ばなくてもちっとも異常気象は収まらない訳です。この冬、今の気温でも平年より2-3度、全国的に寒いことに気づいていない人が大多数です。

そりゃ、もちろん、夏が異常な暑さだったから当たり前のことなのですけど、人間の活動を制限しても環境問題は起こっているのです。今までのやり方が違うということを示しているのにバイデンは同じ方向に進もうとしているだけです。

結局、みんなに耳障りのいいことばかりを良い、結果はどうなってもしらんよ、と日本の民主党のように、消費税なくします、高速道路無料化します、なんて言って、内部崩壊のようになってしまうのではないか、とは思います。

とにかくバイデンや民主党は耳障りのいいことを言いすぎなように感じます。でも、増税するじゃないか、というかもしれません。

これだけ信用収縮が起こっているときに増税だの言う人が当選するのがそもそもおかしいのですが、それだけトランプが嫌われていただけの話でしょう。今の時期に増税を言うのは景気を停滞させるだけで100害あって1利なしです。

もう、愛だの平和だのいうのはいい加減にやめてほしいと思います。それで現実が変わるのであれば私も賛成ですが、現実は何も変わらない、それだけです。

要するに人を騙すのには愛だの、平和だの語っていればかんたんにだませる世の中なんです。耳障りのいいことを言っていますけどメディアも政治家も、でも国民は平気でゴミを道端や海に捨てるようなレベルの人たちに愛だの、平和だの語っても仕方ないでしょう。

経済的に満たしてやらないとこんな道徳の初歩の初歩さえ守れない状態は国民生活がいかに荒んでいるかを示しているのです。

補助金や支援金で国民を稼がせるのではなく、自分の力で、おカネを稼いで豊かになれる自信さえつけば、いくらでも、愛だの、平和だの言えばいいと思います。

勝手に世の中はよくなりますが、現在の民主党、日米双方ともに、補助金、支援金付きで豊かにしようとしているのだもの、良くなる訳がない、と思います。

ゆえに、日本の菅さんも期待できませんが、バイデンさんはもっと期待できない、マーケットは下方向にぶれる可能性は高い、と明言しておきます。株価が上昇なんて、夢のまた夢、1年に1パーセントも上昇すれば御の字でしょう。

みなさんはバイデンさんを応援するのでしょうが、言い分だけは立派、中味はなんにもなし、なんかもうコリゴリです。トランプは粗野で横暴なのを我慢すれば現実がよくなるので我慢できます。

マーケットが変わっている

きのうツイッターにも挙げましたが、以下、ドル円です。

コロナショックのときに、5パーセント近く売られ、急騰をしたのですが、今回も大統領選挙を受けて、反転しました。円高、円高と騒いでいたみなさんごくろうさん、としか言いようがありません。偉そうに100円までツッコむなどとのたまわる方々は何を根拠に言っていたのでしょう。

100円までドル円までいくという根拠はほとんどの専門家は「なんとなく」でしょう。もういい加減、そういうのやめましょうよ、と思うのです。

いや、ドルが安くなるから、と反発するでしょうが、金利が急騰する中、なんでドル安になるの? と思います。要するに円高になる理由を自分の主張から探してくるからおかしな理由になってしまうのです。円高になる要因は、ドル安だ、そんなの誰でもわかる訳です。

では、そのドル安が継続される理由は何? と聞かれると何も答えられないような薄っぺらい答えなんて聞きたくも私はないのです。経済指標は全般的に強く、そして金利も上昇だったらドル安が継続なんて軽々にいえない訳なのに、言い放つ、無責任、極まりないと思います。

そしてユーロ圏ではラガルドがいつ緩和を行ってもおかしくない状況と発言をしています。つまり緩和が実行されるまでユーロ安が起こる、ゆえにドル高です。しかし、緩和が実施されればユーロ高になる、ということです。この辺のドル高、ドル安はそのときになってみなくてはわかりません。

そのほかの通貨なども見てごらんなさい。みなドルの方向性が変わっているのに、株はそのまま高いまんまだの、バブル化するだの、ドルの方向性が変わっているのに株価は急騰なんて素人、丸出しのことを言っています。

そして韓国が変なことを言い出すよ、と記しておきます。

ドルウォンレート

急落していますから、また日本へ訳のわからないことを言い出すのでしょうね、いつものことです。

そして、オバマ選出の際、そして再選の際に北朝鮮が大暴れをしたことを忘れてはいけません。たしか、オバマ再選の年末に韓国と銃撃線を起こしていますよね。北朝鮮の状況がよくわからないだけにきちんとそのリスクを頭に入れておく必要があります。

そのほか、ドルリラ相場、トルコリラなんてご覧なさい、メキシコは逆方向、とかスイスは、オージーはみな見てごらんなさい。ドル安、一辺倒が修正されているのに、株価はまだまだ高い?アホか? と言いたくなります。

そして金利軟化の可能性

アメリカの金利は8月から上昇をしてきています。

これは毎年のことで、毎年、年末商戦のために資金需要が上昇するのは毎年のことで、この上昇は以前に記しましたが、11月上旬、つまり11/10くらいまで続くよ、と記しました。本日は11/12なので、この上昇もいったん終了になります。

つまり金利というのはパーセンテージなので、その実質はドルの絶対値(ドルインデックスでもよい)に金利を掛け合わせたのが金利になります。

いままでドルの下落が酷かったので金利がいくら上昇してもドルは下落しましたが、今後はドルが上昇、金利が低下になります。

つまりマーケットを支配するのが金利になるか、ドルになるのか、によって変わる訳です。金利>ドルであって、ドル>金利であってもマーケットの転調は変わらないことはよく考えればわかると思います。

金利とドルの方向性が変わっているのに株価は変わらず、高い? 頭おかしいのですか? としか言いようがない、のです。

きちんと理屈がわかっていれば、ここでマーケットが転調するのはちっともおかしくないのです。