おはようございます。

マーケットの方はそろそろというレベルには入っているのですが動きは緩慢になっている状態でどうにもこうにもならない状況です。そんな中、アメリカではバイデン大統領の就任式が行われ「団結、Unit」という言葉が強調されています。

そもそも、なぜアメリカは分断されるのでしょうか?

分断される理由

アメリカが分断されるのか?喧々諤々の議論が交わされていますが、そのほとんどの人がアメリカの歴史に無知な人がその議論でデタラメなことを言っていると感じます。

要するにこのような事態に陥ったのは、その原因がある、と考えなくてはいけないのですが、その原因を探り出そうともせずに、結果だけを求める結果に至っているからほとんどの分断されている理由というのは傾聴に値しないものばかりなのです。

かんたんな話、地球温暖化の話も同じです。地球温暖化の主な原因は炭素だ、とみなさん言いますが、私からいえばとんでもない間違いで、電気自動車がたとえばあります。電気自動車は化石燃料を燃やさないので脱炭素化につながる、だから推進しよう、という話なのですが、本当、デタラメの極致としか思えません。

電気自動車というのは、燃料電池という動力源によって動きますが、これは電力を発出するときに大量の二酸化炭素を発生させます。たとえば水素エネルギーの場合、水素はH2ですがそれに酸素を結合させることによって動力を得ます。結果、その結合体はH2Oという水を生み出すのですが、その過程において大量の二酸化炭素が発生するのです。

この二酸化炭素の発生量はガソリンなどのエネルギー源を燃やしたときとほとんど変わらない量が発生します。これのどこが炭素化社会なのか私には全く理解できません。

また温暖化の原因の主なものは水蒸気であり、それは水なのです。水の生成過程には必ずCO2を発生させ、それが温暖化の原因である、ということはだれでもわかるのですが、世界の趨勢は電気自動車にしよう、ととんでもない方向に向かっているのです。

この解決策は、結局、自動車や飛行機などの移動手段の削減しか方法がないのですが、そういうことは政治的には決断できるわけない、というのが私の意見です。

このように因果関係をしっかり押さえると、なんだかめちゃくちゃな方向に向かっているな、というのが私の感想です。

分断も同じで、分断が起こっている理由というのは歴史に求めることしかできないのに、その歴史を放置してほとんどの人が議論をしているのです。ナンセンスだよね、と私は思います。

その分断の起こっているそもそもの原因はアメリカで1964-65年に制定された公民権法、投票法?という法律です。

要するに人種によって差別はいけない、という法律です。これでアメリカは少なくても法的には人種差別はなくなったということになりますが、昨年のBLM問題をみても差別はまだ色濃く残っています。

では1964-65年に何が起こったのか、非常に明快です。そこまで人種差別を問題にしていた、政党や政治団体、政治家は目的が達成されたのでその人たちは失業することになります。

仕方がないから何を始めるかといえば、その差別をしていた人の生活向上を求めて政治運動を始めただけの話です。

たとえば、日本でも女性の地位向上運動も同じことです。男女雇用均等法によってその雇用の平等性が担保されていますが、実際、その施行から30年近く経つのにいまだに女性の地位向上がなされていない状態だと思います。

その典型が、南アフリカになり、アパルトヘイトが達成され、何が起こったのか、といえば黒人の優秀でもない労働者が白人の優秀な労働者にとって代わったのです。

アメリカでも南アでも、そういった今まで差別された人種の方には手厚い保護を行うプログラムがありますが、追い出された方にはそれを救出するプログラムも団体、政党もない、私はこれが分断の原因だと思っています。

アメリカで追い出された方の労働者、白人の高卒程度の労働者がトランプ支持に回ったのは、そんな人は今までいなかったわけです。だから彼らは熱狂的な支持者となり、トランプの扇動もありキャピタルヒルを占拠、という暴挙に至ったわけです。

一方の今まで差別されていた側、ヒスパニックやカラード、これらは食っていけなくても行政から手厚いプログラムがある、だから、生活に困窮することはないが、白人にはそのようなプログラムはない、これは根底にある対立だと私は思います。

そのうえ、アメリカは他宗教に寛容な面もありますが、イスラム教は自身の信仰を曲げず、アメリカに同化しようとしない、そしてアメリカの言語は英語なのにスペイン語を話すヒスパニック、が存在すること、これは多くのアメリカ人にとっていくら自由を認めているとはいえ、表に出して表明するのはお行儀が悪いから言わないだけであり、アメリカ人にとっては非常に不愉快なことです。

アメリカは、バイデンが聖書に手をおいて宣誓したように典型的なキリスト教国家です。アアメリカに同化することを条件に意味を受け入れているのにヒスパニックやムスリムは同化しようとしないという不満が根底にあると思います。

私から言わせれば、日本でも10万円を再支給する論議が活発になっていますが、バカバカしいことこの上ないのです。

本当に困っている人に支援をするのは非常に重要なことです。しかし日本人の支援を求めている人のほとんどはおそらく生活に困っていませんし、支援を受ければ、おそらくアメリカの今まで差別を受けていた人たちのような状態になるとは思います。

偏見とか、そういった批判は承知の上で申し上げますが、やはり、自身の生活を向上させるのは自立や自助であり、生活ができなければなんとかなるよ、だって政府が支援をしてくれるから、なんて思う人に明るい未来は私はない、と思います。

結局、支援をすれば一時的にしのげると思いますが、それを恒久化すれば、また困ったときにはまた支給しろ、と日本みたいな議論になるのです。そしてそれを政治目的化する利益団体や不正受給する連中が必ずいるということです。

結局、自分でなんとかしようという気持ちがなければ旧ソ連などの社会主義国が崩落していた過程と一緒で、トランプが社会主義だ、と何度も言ったような事態はどのみち今のままで進めば想定できるのです。

いくら新大統領が団結だ、宥和だの言っても無駄、というのが私の意見です。困っている人を助けよう、差別は悪いことだ、ときれいな言葉に騙されて、結局、それを利権化して儲けている連中を利しているだけ、ということにみなさんはもっと気づかなければいけません。

情けは人のためならず、という日本にも格言がありますが、過剰な支援は、いつまでたってもその人が豊かな暮らしを享受させることを妨害し、そして、いつまでも支援に頼りきっている人間を輩出するだけの話なのです。

支援に頼りきる人間を大量に生み出すこと、こういった政治目的の連中もいるということを忘れてはいけません。彼らは支援することによって肥え太りするのですから。この人たちのことは、だれを指しているのかはサッシの言い方はわかっていると思います。

こいつらは、こうやって批判すると困っている人を支援しているだけだ、と反論できないような美辞麗句を並べたて、自分のやっていることを正当化します。本当に面倒くさい連中です。

若い人もこういう人が本当に多い、なんだ、かんだと屁理屈をこね、その議論に勝てば自分が正しいと認識されたといい始める、こんなことをやればあなたの人生の崩壊は始まっているとは私は思います。

分断というのは私から言わせれば「美辞麗句」から始まっている、それが私の意見です。バイデンはこの本質がわかっていると思いますか?

美辞麗句でごまかそうとしているだけでしょ、と思います。トランプの白人の利益代表というのも本質を解決できないと思います。これをぶっ壊すのには既得権益の連中の抵抗がすざましいこともみなさんおわかりになりますよね。そうかんたんな問題ではない、ということです。

マーケット

イエレン財務長官がドルの現状維持を訴えたことが、話題になっています。

参考までに彼女は、ドルを強くするとは言っていません。少なくても弱いドルを否定したとは思います。

なぜなら、これからファイナンスを行う際に、だれが今後も弱くなるドルに投資をするのか、という問題が発生します。いくら金利がよくても、実際にはゼロですが(笑)、ドルが安くなっていく国にだれがお金を貸す、国債を購入するのか、という問題です。

ゆえに、国債を購入する投資家のためには、少なくても、いくらドルが供給過剰であってもドルが安くなることを防ぐような手段を講じないといけないだけの話であり。ここ数か月続いたドル安は終了になることになると思います。

ドル安の反対はユーロ高、円高、人民元高という副作用を生み出し、それを修正する動きになります。となるとこのドル安を背景に上がっていた株価はどうなりますか? ということだけの話です。

ドルも動かさず、円も、ユーロも人民元も? 動かさないで済みますか? 済むわけがない話を済むとか言っちゃっている人多いですよね。

だったら、ドル安が一番合理的になりますが、イエレンがそれはさせないと否定しているのです。となると選択肢はドル高以外ないわけです。

そのドル高は金利高か、それともドル本体の上昇なのか、の問題です。その答えはまだわかりません。

言えることは週末、日経平均が前年比20パーセント高の水準まで上昇しています。この20パーセントという数字はヤバイと感じるのは私だけでしょうか? 今週あたりから、とは思いますが、まるでオオカミ少年になっているというのも現実ですけど、どうでしょうか?